教室ブログ

2024.07.08

連立方程式の解き方って色々あるけど、それは違くない??

こんにちは。

個別指導WAM東豊校です。

 

 

今日は、少し???と思っている話をします。

 

 

数学の連立方程式の解き方の話です。

 

 

例えば以下のような問題があります。

 

3x+7y=12・・・①

-5x+7y=-4・・・②

 

このような問題の場合は『加減法』を使って①-②をして計算するのが普通です。

 

 

そのため上の式は

 

3x+7y=12・・・①

-) -5x+7y=-4・・・②

 

とう形を作り計算します。

 

 

そして、ここから先、解き方が”一般的”に2つに分かれます。

 

 

A:そのまま、『引き算』として、それぞれの項を引き算する方法

 

 

B:『引き算』で考えるのは大変なので『足し算』に変えて計算する方法

 

Bの場合連立法手式は以下のようになります。

 

3x+7y=12・・・①

+) +5x7y=+4・・・②

 

 

 

※なぜ下の式を、このように変形するのか※

それは”①-②をしている”、これがポイントです。

 

これをもう少し細かく言葉の式にすると

①の左辺”引く”②の左辺 =①の右辺”引く”②の右辺

となり、それを式で表すと

 

(3x+7y)-(-5x+7y) = (12)-(-4y)  

 

となります。

※一時的な解説修了※

 

 

 

以上の2種類に分かれるのが一般的です。

 

 

なぜ、このような2つの方法に分かれるのか。

 

 

Aは式をいじらないので、手順が少なくて済みます。

 

一方で ”3x – (-5x) ” のように、直感的にわかり辛い計算があります。

 

 

Bは式をいじるので手順が増えます。つまり手間がかかるのです。

 

一方で足し算になるので、直感的に計算がしやすいです。

 

 

 

教科書ではAの方法で書かれている事がほとんどです。

 

一方で一般的な教材や、”一般的な”授業ではBのやり方を教えて生徒に解かせます。

 

 

 

しかし、とある中学校のとある学年の生徒たちは、この連立方程式の解き方が違いました。

 

Bの考え方と似ているのですが、一点のみ違います。

 

どのような式変形をしたのか、以下の式をご覧ください。

 

これを

 

3x+7y=12・・・①

-) -5x+7y=-4・・・②

 

こうしてます

 

3x+7y=12・・・①

-) +5x-7y=-4・・・②

 

 

皆さん。何が違うか分かりますか?

 

もうわかりますね。

 

Bの方式と違うところを赤で色付けします

 

3x+7y=12・・・①

) +5x-7y=-4・・・②

 

そうです。

 

足し算に変更せずに引き算のままなんです。

 

 

それでは、これの何がいけないのか。

 

それは、この式はやっている操作に誤りがあるのです。

 

引き算から足し算に直すとき、符号が変わるのです。

 

青地で示した通りです。

 

”符号を変えた変形”をした場合は”足し算”になっていなければいけないのです。

 

 

もう一度、問題提起している式を見てみましょう。

 

3x+7y=12・・・①

) +5x-7y=-4・・・②

 

そうなんです。

 

引き算のままなのです。

 

これでは正しい計算が出来ないはずなんです。

 

でも生徒たちは足し算で計算をしてるのです。

 

なぜ?

 

 

疑問符が頭の中にめぐってばかり。

 

 

 

 

最終的に生徒たちがしっかり解ければ、それで良い。

 

 

僕もそうは思う。

 

 

だけど、今回の件は上手く飲み込めないな・・・。

 

 

きっと、これ以外にも変わった説明をされている可能性があるから・・・。

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