教室ブログ

2024.07.06

目標が人を変える

勉強でもスポーツでも、何かを成し遂げるためには、明確な目標設定が必要です。中学生・高校生でも、早くから志望校、なりたい職業が決まっている子は成績が伸びる傾向にあります。では、「目標を持つ」ことの意義や効果とは・・・。

 

①目標の立て方?

目標は、できるだけ遠い未来に置くのが望ましいと考えられています。将来やりたいことや就きたい職業等、まずは「長期的目標」を定めます。すると、それを達成するために「中期的目標」・「短期的目標」が決まります。「将来〇〇になりたいから、この大学に行く。そのためには、この高校に進学しなければならない」というように、逆算して具体的な目標を設定していくのです。そうすることで、目の前の定期テストや入試等の目標も決まり、あとは一つひとつに全力を尽くすだけとなります。

 

②『意識』が変わる

目標を持つと、自分自身の『意識』が変わります。志望校=行きたい高校・大学が決まれば、「合格するために、何が足りないのか?」を考え始めます。例えば、志望校の合格ラインが偏差値「60」、現在の自分の学力は偏差値「55」。目標に対し偏差値「5」が不足しています。するとその差を埋めるために、「自分は何をすればよいのか?」を考え始めます。“やる気”の差とは、目標の有無であることが多いのです。

 

③『行動』が変わる

『意識』が変われば、『行動』も変わります。到達目標に対し、「どう努力すべきか」「いつまでに何をすべきか」等、方向性が見えてきます。定期テストを例に挙げると、成績上位の生徒たちは必ず「学年○○位をとる!」、「合計点数○○点!」といった明確な目標を持っています。その上で、「テスト対策を早く始める」「勉強のやり方を変えてみる」「問題集の使い方を工夫する」等、行動内容を修正しながら、成果に結びつけています。

 

④達成した喜びを味わえる

目標を持つことの最大のメリットは、『達成感』を味わえることです。夢や目標を達成するまでの道のりは、長ければ長いほど苦難を伴います。だからこそ、歓喜の瞬間を手にすることができるのは、自分の意志を強く持ち、目標達成に向けて努力し続け、最後まで諦めなかった者だけなのです。

 

⑤目標が決まらない場合は?

では、「目標がなかなか決まらなくて…」という人はどうしたらよいのでしょうか?保護者や先生などのアドバイスによって決めるのも手ですが、目標というものは概して人から与えられるものではありません。「いますぐ志望校を決めなさい」「なるべく大きな目標を持ちなさい」などと言っても、戸惑ってしまうでしょう。その場合、まずは目の前にある課題やテストなどの一回一回に全力を尽くしてみてください。結果に手応えを感じるようになれば、「もっと努力してみよう」という気持ちが高まり、少しずつ具体的な目標が定まってくるはずです。

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