こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
この「中道を目指す」と言う感覚。丁寧さと速さを両方得るという考え方が、実は学生(小中高生)の皆さんの場合、とても難しいというお話でした。
その理由は「丁寧さ」の感覚もわからない、「速さ」の感覚もわからない、という所にあります。
Aさんを「大人」だと想定した時、ある程度両方の感覚があるのです。丁寧さと速さの関係も理解しています。つまりAさんは「自分で丁寧さを選んでいる」という点です。
対して中学生の生徒の場合、両方が感覚的に掴む事が出来ていません。なぜなら「子供の内に丁寧さと速さを経験する」からです。
その両方を経験するという段階があり、その上で「自分が選ぶ」順番を踏まなければなりません。
だから私は「まずは相当量の時間を掛けてもいいから、丁寧にしましょう」と指導しました。いきなりその両方をしなさいというと、生徒が混乱をすると思ったからです。
そして、その生徒は「速さを追求したらどうなるか」を経験しました。つまり「雑になる」という事は既に経験済みだという事ですね。
そうであれば「丁寧さ」を時間を掛けて学び、尚も実践を続ける事で、その生徒はさらなる成長をすると思った次第です。
極端なのは良くありません。しかし「何が極端なのか」を知らない子も居ます。知らないのであれば経験し、体感するしかありません。
如何でしょうか?この「作業の丁寧さと速さの関係」について、皆さんも思う所があると思います。
我が子を学校に送り出す親御様然り、部下を育てる上司然り、「なんでもっとさっさとしないんだ!」とお思いになる事もあると思います。
次回予告ではありませんが、実は各個人に「時間的感覚」が存在します。このお話は別の機会にさせていただきますので、乞うご期待という事で。
一つでも参考になりましたら幸いです。
有難うございました。
葛城市・大和高田市の塾
個別指導 Wam 磐城駅前校
黒田 裕亮
〒639-2164 葛城市長尾275-16 川西ビル1F
TEL : 0745-44-3779
Mail : wam-iwakiekimae@hmgroup.co.jp