皆さんこんにちは。WAM黒原校の米井(こめい)です。
先日、幼稚園のお迎えに来られているお母様方が、ちびっこちゃんと一緒に朝顔の鉢を自転車に積んでおられるのを見かけました。
「そういや朝顔育てたりさつまいも掘りにいったりしたなぁ・・・」と、アラフィフの米井はお芋さんではなく幼き頃の記憶を掘り起こして感慨深くなったわけです。
ところで、そんな朝顔のつるですが、どっち巻きに巻いてるか気になったことはございませんでしょうか??
↑画像↑これを、一般的には「左巻き」というそうですが、ぶっちゃけ上から見るか下から見るかで変わってくるため、どっち巻きというのか名称は気にしなくてよろしいかと思います。
実際、学術的には地面から伸びていく方向に向かって考えるため「右巻き」が正解なんだとか。
ただ、面白いのは植物の種類によってどっちに巻くかは決まっているってことなんですよね!
そこでちょっと考えてみて欲しいのですが、こういうどっち巻きの図ってどこかで見たような覚えはないでしょうか??
高校生のころに生物の教科書で出てきたように思いませんか??
そうです!らせん状になっているアレですよアレ!!
老若男女みんな大好きDNAのらせん構造ですよね。(チ○ンラーメンかよ)
↑画像↑これも学術的な呼び方としては右巻きというそうですね。
そして不思議なことに、自然界にはこの巻き方しか存在しないってんだから不思議ですよねぇ。。。
(塩濃度が高いと逆巻きのZ型DNAとかいうのができるみたいですが、ややこしいので気にしなくていいでしょう)
とにかく米井が言いたい肝の部分は、普通に考えたら半々の確率でどっち巻きも存在するほうがめっちゃ自然な気がするのですが、実際のところは「まき方向がほぼ決まっている」ということなのです!
そうです!不自然の方が自然になっちゃってるってんだから驚きです!!
他にも巻き貝だったりブラックホールだったりらせん状のものが色々あるかとおもうのですけれども、どれもが全て同じ方向でほぼ決まっているって、めちゃくちゃ不思議すぎません??
ちなみに嘘か本当かはわかりませんが、ネット情報によるとクローンで作った生物だと、このDNAの巻き方が右巻き左巻き半々くらいで均等に出現するとかしないとか。。。
ますます不思議ですよね!!
でもきっと、単なる偶然というよりかは、「何かしらの理由があるのは間違いない」と考えるのが普通ですよね。
ちなみに、このDNAの巻き方はどうも免疫力に影響を与えているのがわかってきているそうです。
免疫力大事ですよね、免疫。(どこかの乳製品の回しモンですか)
一見、別にどっち巻きでもイインジャネとか思えちゃいそうなのですが、最近わかってきているのは、実はどっちの向きに「ねじれの力」が加わるかでヌクレオソーム(ヒストンとDNAが結合した構造のことで、DNAのパッケージングにおける基本的単位みたいなもの)の構造に大きく影響しちゃってるみたいなんですね。
その結果、「ねじれの力」がどっち向きに働くかによって、遺伝子発現のON/ OFFのスイッチが変わっている可能性が高いということです。
これはつまり、今まで割と複雑だと考えられていた遺伝子発現のメカニズムが、実は「DNAのらせん構造」と「ねじれの力の向き」といった極めて単純な仕組みによって、生命現象の基礎とも言える重要な要素に深く影響を与えているゾってんで非常に注目を集めているようです。
いやぁ、たかが右か左かのことで、別にどっちでもイインジャネでは無いってのが非常に面白いですよね。
ちなみに、比較的広い面積での敷地が確保できる大手のスーパーといった店舗では、人の流れが必ず左回りになるように意識して設計されてたりするみたいですよ。
右利きの人にとっては左回りの方が、商品を見ながら手を出してカゴに入れやすいからではないかとか、理由は諸説あるそうですが、左回りだと商品がよく売れるというのは間違いないみたいです。
特に深く考えていないつもりが、実はいつのまにか自然と行動を導かれてるといいますか、いやぁ生き物ってほんと不思議ですよねぇ。。。。
いかがでしたでしょうか?
学校では日頃習わないような事でも、身近にあるもので、注意深くものごとを見てみたり興味を持って調べてみると、実は割と面白いことや思いも寄らない意外な真実が見え隠れしたりするものです。
何気ない生活のちょっとしたことに疑問を持って、色々自分で調べてみるクセをつけるのも大事な勉強かもしれませんね。