こんにちは! 兵庫県神戸市北区 筑紫が丘校の河合です。
近頃はめっきり暑くなってきまして、夏がすぐそこに待っているのを感じます。
お腹のぜい肉を脱ぎ捨てられない私からすると、しんどい季節で既にバテ気味です…。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
最近、あるYouTubeのチャンネルに少しハマっておりまして、英語の勉強にとても役立っています。
そのチャンネルの好きなところは、「日本人が違和感のある英語を話しているとき、ネイティブにはどう伝わるか」を
日本人の感覚に置き換えて説明してくれるところです(意外にこういうのって、今までなかったと思うんですよね)。
例えば、そろそろ中学1年生も、英語の授業で「3単現のs」について勉強する頃だと思います。
「3単現」とは、「3人称単数現在形」の略で、主語がHe,She,Itのときに動詞の最後にsをつける英文法のルールです。
主語が1人称なら、「I like dogs.」(私は犬が好きです)ですが、もし主語が「彼」なら「He likes dogs.」となり、
動詞のlikeの語尾にsがくっついていますね。
3単元のsは、結構つけるのを忘れてしまう生徒も多くて、よく授業中に「3単元のsが抜けてるよ!」と
指摘することが心なし多いように思います💦
ですが、そもそもsの一文字がついていないのはそんなにダメなんでしょうか??たったそれだけで全然伝わらないんですかね??
というのは、私自身もひそかに感じていました。
正直なところどうなんでしょう?
実際のところは、「違和感はあるが、伝わりはする」ようです。
「じゃあいいじゃん」と思うかもしれませんが、そうはいっても「違和感」はあるわけです。
(非ネイティブの方がsを抜いて話したら一応伝わりはしますが、ネイティブの方がそうだったら怪訝に思われるみたいです)
その違和感を日本人のニュアンスに置き換えてみると、こんな感じらしいです。
〇 He enjoys playing with his friends.「彼は友だちと遊ぶことを楽しむ。」※「遊ぶことが好きだよ。」という解釈でもOK
× He enjoy playing with his friends.「彼は友だちと遊ぶこと好ぅ↑きぃ↓。」
なぬっ??? 「好ぅ↑きぃ↓」ですって???
(この↑↓がイントネーションを表しているのでめっちゃ重要)
まぁ、伝わりはしますが…ねぇ…💦
このように伝えられると、日本人の感覚でもsがついていない文章がいかに不自然なのかが分かります。
他にも、She play the piano. という文章であれば、「彼女ピ↑アノ弾↓く」のように聞こえるそうです。
意味は分かりますが、やっぱりなんか変ですよね。
確かに私たちでも、同じ日本人と会話するときに「好ぅきぃ」とか「ピ↑アノ」とか聞こえてきたら、「あれ?」となるはず!
3単元のsが、英語のコミュニケーションにとっていかに思い知らされます。
これからの英語の勉強においては、「この一言がなかったら、どんな伝わり方するのかな…?」と
少しだけイメージしながら取り組んでみてください。うっかり忘れている一文字を忘れないようになるかもしれません笑