6月2日に中3生対象の第2回広島県高校入試全県模試を実施しました。
広島県下の中3生およそ4000人が受ける県内最大規模の高校入試模擬試験です。朝10時から夕方5時まで、5教科の試験になります。
受験した生徒の殆どが難しいという印象を持ったようです。普段学校で受けている、中間テストや期末テストなどの定期試験と、模試とは
違うのでしょうか?
『定期テストと実力テストは同じもの?違うもの?』
はい、定期テストと実力テストは、まったく別物、テストの目的や形式が異なります。
定期テストは、授業で習ったことを理解しているかを確認するテストです。どちらかと言えば、広く浅く、学んだことを確認するテストですので、問題もそんなに難しくはありません。テスト範囲も決められているので、短期間、集中して暗記すれば良い点数が取れることが多く、テスト対策もしやすいです。
実力テストや模試は、今まで習ったことが全部テスト範囲です。学習単元ごとの知識だけでなく、それを総合的、横断的にしっかりと理解しているか、その応用力を測るテストです。そのためテスト範囲も広く、定期テストのように短期集中の対策もとれません。テストを受けた時点での、自分の真の実力を測るもの、それが実力テストや模試です。
『定期テストと実力テストはどちらが大事?』
はい、どちらも大事です。高校受験に関しては、受験本番対策としては、実力テストや模試が重要です。もちろん、総合力や横断的な知識は、各単元ごとの知識=定期テストでの積み上げの上に成り立っており、かつ、定期テストは内申点に直結していますので、定期テストをおろそかにすることもできません。
定期テストと実力テスト/模試はそれぞれ別の対策が必要になります。
特に受験生の中3生は、定期テスト対策と受験対策(模試/実力テスト対策)を両立させなければなりません。ですが、この両立はなかなか簡単にはいきません。ほとんどの生徒は、定期テストの2週間前には、定期テストの勉強に専念します。では、その2週間以外は何をしているのでしょう?学校の授業の予習、復習、宿題をやって過ごしていたら、いつのまにか次の定期テストがやってきた、という人が多いのではないでしょうか?Wam隅の浜校の中3生は、定期テストと受験対策を個々の生徒の習熟度に応じて、個別のカリキュラムを組んでいます。定期テストの定期テストの間に、入試対策として教科書から離れて、入試形式の初見の問題演習に取り組んでいます。また。定期テストが終了した後、定期テストの試験範囲の学習単元を、教科書準拠でない入試対策問題集にトライすることで、応用力や思考力の育成に努めています。定期テストだけの勉強をしていたのでは、入試問題には対応は難しいため、定期テストと入試対策の同時進行が大変重要になってきます。