多くの生徒を指導しておりますが、「読解力のない生徒」はいないと思います。
国語のテスト結果は悪いかもしれませんが、ゲームの攻略本は隅々まで読んでいたり、好きな本の内容などは正確に覚えていたりします。ドラマやアニメを見て登場人物が何を考え、何を感じているかも分かっていると思われます。国語が苦手な生徒というのは、読解力がないというより、
・文章に向き合おうという意欲が不足している
・目の前の文章を読みたくない
というのが本質なのだと思います。
では、正面から文章に向き合う姿勢はどうすればいいのか?重要なことは、目の前の文章から筆者の伝えたいことを読み取ろうとする意識を持つことだと思います。目の前の文章に書かれている一文一文の内容を声に出しながら、丁寧に読んでみてください。国語のテストで得点がとれない生徒の解き方をたどってみると、多くの生徒は文章をほとんど読まずに解答を出しています。文章をきちんと一字一句残らず読んでみて下さい。テストや問題集では下線部とその前後の文章だけでも丁寧に読むだけで数点の得点力アップが見込まれます。それ以外にもやってほしいことはたくさんありますが、まずは丁寧に読もうという意識を持つこと。これがとても大切です。