勉強がはかどる方法として、音楽を利用するのも有効です。音楽の種類や使い方によって、勉強のはかどり方に違いが出ます。
好きな音楽を聴くだけで、勉強へのモチベーションが上がります。好きな音楽を聴いて気分が高揚しているときや、好きな音楽を聴こうと期待しているとき、脳内でドーパミンが分泌されます。好みでない音楽には、ドーパミン分泌の効果がないので、「自分にとって」心地いい音楽を選ぶのがポイントです。「快楽を生み出す神経伝達物質」であるドーパミンが放出されると、やる気やモチベーションが湧き上がってきます。鳥肌が立つようなメロディーを聴いてしまったら、また同じ感動を味わうため頑張ろうと思えます。
音楽を聴きながら勉強している人は多いと思いますが、好きな音楽を聴きながらでは学習効率が落ちます。ただし、自然音をBGMとして流すのことは集中力が高まります。たとえば、
しんと静まり返った状態よりも、環境音(普通サイズの車1台が通過する音に相当)が聞こえてくる状況のほうが集中力が高まるので、適度な騒音がある環境が理想です。自然音以外なら、アンビエントミュージック(環境音楽)を試してみるといいかもしれません。空気のように漂う、シンプルで静かなメロディーが繰り返されるタイプの音楽で、集中効果とリラックス効果を兼ね備えています。