勉強のやる気がわかない時、はかどる方法はないかと考えてしまいます。一般的に、行動を始める→行動を続ける→行動を終えるという流れのうち、最も気が重たいのは「行動を始める」ときだと言われています。しかし、気が重いからといって行動を起こさないわけにはいきません。では、どうしたらよいか?それは「行動すること」です。やる気が出たからやるというより、やり始めるとやる気が出るというケースが多くあります。年末の大掃除などは良い例だと思います。最初は乗り気がしないまま始めたかもしれませんが、いざ開始すると、気分が乗ってきて、部屋をきれいにしてしまったという経験はあるかと思います。ですから、「やる気が出ない」などと言わず、勉強という行動を起こしさえすれば、やる気が湧いてくるのです。では、やる気が出る前、勉強をスタートさせるための最初の一歩を踏み出すには、
勉強をスムーズにスタートするため、すぐ勉強態勢に入れる環境作ることが重要です。必要な教材が机の上に置かれ、筆記用具が手の届くところに揃っていれば、考える間もなく勉強をスタートできます。寝る前に、参考書・ノート・筆記用具を机の上に準備しておけば、起きてすぐ勉強をスタートできます。
自室の勉強机やリビングのテーブル、図書館など、勉強する場所を決めておくことは有効です。勉強場所を決めたら、スマートフォンやお菓子など、勉強を妨げになりそうなものは視界に入らないようにし、勉強に集中できるようにしてください。脳は行動と場所をセットで記憶すると言われています。たとえば、勉強机でスマートフォンを見たり食事をしたりする習慣がついていると、脳は勉強机を「スマホを見る場所」「食事する場所」として記憶するため、机の前に座ってもなかなか勉強態勢に入れなくなってしまいます。自室の机が「遊び場」「食事場」になってしまっていたとしても、勉強スペースで4日間続けて勉強に集中すれば、「勉強する場所」という記憶で上書きされるのだそうです。勉強場所を決めたら、そこでは勉強以外のことはしないようにして下さい。