教室ブログ

2024.04.27

大人になっても読みたい国語の教科書

こんにちは(^∀^)

神戸市北区 筑紫が丘校の教室長 河合です。

 

4月もあっという間に日にちが過ぎ去ってしまい、待ちに待ったゴールデンウイークがやってきましたね。

きっと学生の皆さんは新しい環境に慣れるのに色々大変だったことでしょう。

どうぞこの期間はしっかりリフレッシュしてくださいね。

 

最近の筑紫が丘校は、春期講習後は忙しさも少し落ち着きましたので、

古くなった昔の教材と、新しい教材と入れ替えました(結果、おじさんは少し筋肉痛です)。

そして、つい最近今年度から改訂になった小学生の新しい教科書が教室に届きました。

 

大人になっても、新しい教科書を最初に開くときは自分が学生だった頃の感覚に戻り、とてもワクワクします。

私は特に国語の教科書が大好きだったので、「教科書」というよりも、「たくさんのお話しが詰まった本」という感覚が

強かったように記憶しており、当時から授業関係なく読んでいたような気がします。

そこで、今回は私が小学生の頃に読んでいた「特に記憶に残った教科書掲載作品」を3つほど紹介してみようと思います。

(ややオタク気質な文面になります。お許しを)

 

教室長の心に残った教科書掲載作品① 「一本の鉛筆の向こうに」

 

誰の周りにもあるありふれた一本の鉛筆は、それが使う人の手元に届くまでには

大勢の人たちの仕事が関わり、いろんな工程を経て作られていきます。

この作品の好きなところは、ただ鉛筆を作る工程だけを伝えるのではなく、そこに世界中のどんな人々の仕事が

関わっているのか、どんな日常を送っているのかも紹介してくれたことです。

(例えば、鉛筆の芯の原料となる黒鉛を掘り出すスリランカの鉱夫や材料のヒノキを切り出すアメリカの木こり。

切り出された丸太を製材所に運搬するトラック運転手。鉛筆に仕上げるための工場で働く日本の工員など。)

 

私は特にスリランカのボガラ鉱山で鉛筆の芯を掘り出してくれている「ポディマハッタヤさん」が大のお気に入りでした。

なぜかというと、なんと作中で紹介された彼の朝ごはん(晩ごはんも)がカレーだったからです…笑

子どもの頃からカレー大好きっ子だった私は、「朝も夜もカレーを食べられるなんて、この人はなんて羨ましい人なんだ」と、

一瞬にして彼に憧れを抱くようになり現在に至ります。

(余談ですが、昼からメロンとサンドイッチをお弁当で食べられる「ダン=ランドレスさん」も密かな推しメンでした)

 

 

 

 

 

毎日朝晩カレーを食べられるなんて、どれだけ徳を積んだら叶うのだろうと本気で思っていた当時の自分。

 

 

教室長の心に残った教科書掲載作品② 「王さま出かけましょう」

 

寺村輝夫さんの大人気シリーズ「ぼくは王さま」のお話しの一つです。

私は小学2年生の頃に教科書でこの話を読んだことがきっかけでこの物語が大好きになり、

それからは学校の図書館で「王さまシリーズ」を片っ端から借りて読み漁った記憶があります。

私が卵料理を好むようになったのは、「王さまシリーズ」がきっかけであるといっても過言ではありません。

(注:王さまの好物が卵料理全般なので)

 

お話自体はかなりうろ覚えなのですが、アフリカに興味を持った王さまがつばめに自分も連れて行って欲しいと

頼み込むも、欲張りな王さまはあれもこれも色々と持っていこうとして結局失敗する…みたいな内容だったと思います。

私の特にお気に入りのポイントは、王さまが荷物を積み込んだのが「ハンモック」だったことです。

 

ハンモック!その言葉だけで「よく分からないけど気持ちよさそう」と

ビビビッと何かを感じた当時小学2年生の私は中年になった今でもハンモックに淡い憧れを抱いております。

(さらに、王さまがハンモックにお弁当を積んでいたところも地味に高評価ポイントです笑)

 

 

 

教室長の心に残った教科書掲載作品③「キョウリュウをさぐる」

 

これは、大昔に滅んだ恐竜たちの姿を、どのようにして私たちが知ることができるかについて説明してくれた作品です。

例えば、19世紀の中ごろに「マンテル」という医師がわずかな化石からイグアノドンの姿を想像したものの、

実は「指の化石を角だと勘違いして模型を作った」ということが後からわかり、「想像されていた恐竜の姿は

必ずしもその通りでない」というような内容はとても興味深いものでした。

恐竜自体は教科書で勉強する前からもともと好きだったのですが、この作品を読んだことで

当時小学4年生の私には、恐竜のイメージが「強そうでカッコイイ存在」から「多くの謎を秘めた興味深い存在」に

変わったことをよく覚えています。

 

加えてこの頃は夏休みに「恐竜展」に行ったこともあって、当時学校の自主学習で提出する内容は

ほとんど恐竜についてのものでした。この作品がきっかけで、図鑑も親に買ってもらって

一日中夢中で眺めていたのは良い思い出です。

 

 

皆さんも何気なく読んでいる国語の文章も、時が経てば私のように思い入れが深い作品になるかもしれません。

作品を通じて当時の懐かしい記憶に巡り合うことができるのは、大人になってからはとても素敵なことだと感じます。

ぜひ、皆さんも心に残る作品を見つけてみてくださいね(^-^)

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