こんにちは!
Wam北郷校です(^▽^)/
今日は、3月5日に行われた北海道公立高校入試の社会をレビューしたいと思います。
まずは、全体観から。
全体的に問われている内容、必要な知識のレベルが高いというわけではないです。
数問、難問にあたる問題はありました。
ただ、総じて単純に知識を問う問題は多くなく、問題文を読み取ったり、資料・選択肢から必要な知識を抽出したりと高度な力が必要といえます。
大問1
先に述べた通り、難しい知識は問われていない。
しっかりと問題文を読み、必要な知識を整理できたかがPOINT。
問3(3)ではCSRについて問われました。
★CSR…企業の社会的責任のこと。
企業は拡大するにつれて、企業活動が社会において大きな影響を及ぼしうる。
そこで、企業は利潤の追求だけではなく、教育や文化、環境保全などで社会貢献を行う必要がある。
★今回は、「スマホ・ケータイ安全教室」「難民への衣料の寄贈」を基にこれらの活動の目的が問われました。
問5では、お馴染みの北方領土に関する問題。
北方領土の各島の位置関係を知っているかが重要。
令和5年度山梨県公立高校入試大問2(1)にも同様の問題の出題がありました。
Wam北郷校では、北方領土に関する問題のみを集めた冊子を渡していましたので、できていると信じたいです。
問7(2)では、売買契約についてと、クーリングオフが問われました。
大問2 歴史
問1は弥生時代の基礎知識を頭に入れたうえで、表と図から読み取り、記述を書く問題。
問2は歴史を学ぶ際に「地図」を見ながら学習を進める習慣がないと難しいかもしれません。資料集の重要性。
問4はなかなか難しいです。問題文・メモ・表・時代背景(知識)どれも重要で、高度な問題です。
問6の記述はかなりレベルが高いと思います。相当正答率は低いのでは??
第二次世界大戦における日本の立ち位置などを理解しておかないといけないの で、必要な知識もなかなか高度です。
大問3 地理
A:世界
問2は会話文・2つの資料・グラフを読み込んで、関連付けられれば解くことができた問題です。見た目ほどの難易度はないかと思います。
問3は設問文「EUへの加盟もしくはEUからの離脱を決める…」と書いてあるので、イギリス・クロアチアがどちらにあたるのかを考える。
2020年にイギリスがEUから離脱したことは、常識ですから、「関税が課されるように…」と反対意見のあるY国がイギリスですね。
後は、EUに関する基礎知識と資料を基に適切な選択肢を吟味しましょう。
B:日本
まずは、47都道府県を全部言えるかが最重要。
問1は教科書で学習するような、各県や各地域の特徴をおさえていれば十分解くことができる問題です。
問2は昨今の自然災害に対する理解度が問われました。常識として身につけておきたいです。
問3の記述は、まさに知識ではなく資料の読解力を問われた問題です。資料2より、「石灰石(原料)をセメントにすると軽くなる⇒輸送しやすくなる」ことがわかれば記述も書くことができたのではないでしょうか。ただし、簡単ではないです。
大問4 公民
問1は国民の権利に関する基本問題です。各権利がどのようなものかがわかっていれば、そんなに難しくはないはずです。
問2は南北問題に関する問題です。GDPに応じた地図を見せられたことから、経済格差に関するものだとわかればすぐに解答は出せます。また、南北問題の定義さえ覚えていれば書くことができるのでこれは易しめな問題と言えるでしょう。
問3は景気変動に関する基本を問われました。インフレ・デフレそれぞれに関して、基本事項をおさえておけば十分解答可能でしょう。
問4は選挙制度に関する基本問題です。衆議院議員選挙と参議院議員選挙それぞれの選挙制度を整理して覚えていたかが重要です。
問5は国連に関する問題。平和維持活動は教科書レベルの単語ですが、集団安全保障はやや正答率低め?と考えます。
問6は地球規模の環境課題に関する条件作文でした。地球規模の環境課題といえば「地球温暖化」。原因といえば温室効果ガス。これらを踏まえれば、少なくとも中間点を取れる記述答案は書けたのではないでしょうか。
さあ、新中3の皆さん。今年の入試問題は見ましたか?
まだという方は、ぜひ見てみてください。
今まで学習した内容の問題も数多くあるはずです。
そして、これから学習する近現代の歴史や公民は特に重要な学習内容になってくるので、学校の授業を大切にしてください。
入試問題だから難しいわけではないです。
定期試験や学校ワークの学習も非常に大切です。
日々の学習を大事に行いましょう!
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