こんにちは、川越駅前校です。
昨日行われた埼玉県公立高校学力検査(学校選択問題)の解説と難度を報告します。
構成・難度ともに例年通りの出題でした。
[問題1]は基本的ながらもどれだけ要領よく解けるかを見る小問集合です。完答が必須とはいえなかなかそうはいかなかったのではないでしょうか。
[問題2]は作図と図形の論証で、今年も出来不出来が大きく分かれる出題となりました。コンパスでなら長さを計ってもいいという、単純ながらも忘れがちなテクニックが役立つ内容で、これを覚えていたかがポイントです。論証についてはよくでるパターンの問題だったので、経験の有無に左右されたものと思われます。
[問題3]は文字を扱った座標の問題で、「上-下」「右-左」で長さが求められるという基礎事項が理解できていれば決して難しくはなかったはずです。
[問題4]の最終問題は「ちょうど2周」という文を読み違えて34通りとした受験生もいたのではないでしょうか。4だけ進んでしまうと終わってしまうので、4にならず8になる場合の数を求める必要がありました。
中学生には取っつきにくいこぼれた水の容積がテーマの[問題5]も、最終問題は相似や三平方の定理などを使い慣れている前提の内容だったのでやや難といったところでしょうか。それでもやはり復習してほしい分野ではあります。
入試は最大の教材でもあるので、ぜひ有効活用して次につなげましょう。