学歴社会について少し考えてみました。
そもそも、学歴社会とは社会において各個人の学歴や学習に基づく経歴が、その人の社会的地位や経済的成功に大きな影響を与える社会の事であり、または学歴社会の問題としては学歴で人を差別をしたりする事であったり、入学試験に関する批判など様々な問題が隠れているようです。ただ日本においては学歴社会は依然として、人を評価する指標となっています。では、なぜ学歴が重要視されるのでしょうか?その理由について考えてみましょう。
学歴が重視される理由の一つに、その人の学習能力や専門知識の有無が関わっています。一生懸命に大学受験し、大学や大学院で勉強することで、その人の専門知識やスキルは確実に高まります。企業や組織は、高い専門知識を持つ人材を求める傾向があり、そのために学歴をフィルターとして用いることがあります。また、学歴はその人の問題解決能力、読解力、英語力、思考力・判断力・表現力なども一定程度反映していると考えられるため学歴を重要視するのではないでしょうか。
しかし、学歴だけでなく、大学生活の過ごし方も重要です。深く考えず適当に大学に入学し、大学生活を適当な勉強で済ませるような学生は、その後の就職や社会での活躍が難しい場合があると思います。一方で、一生懸命に勉強し、大学生活を充実させることで、将来につながる知識や経験や人脈を築くことができます。そのため、学生自身が大学生活を有意義に過ごすことが重要です。
日本の大学生は世界の大学の学生と比較すると、学習量が少ない傾向が見られると言われています。この傾向は、単に大学教育の在り方だけでなく、学生の学習意欲の問題とも関連している可能性があります。
現在、日本の私立大学では定員割れが深刻な状況です。定員割れをしている私立大学が50%を超える現実は、大学の運営にとって厳しい課題を示しています。将来的に18歳人口が減少する中で、定員割れはますます深刻化する可能性があります。このような状況下では、大学の正常な運営を維持することが難しくなるのではないでしょうか。
定員割れがある50%以上の大学では、収入源の多様化やコストの削減、資金調達などの対策が急務となります。しかしながら、これらの対策が適切に実施されない場合、大学の教育の質への影響も懸念されます。資金や人材が散漫になり、学生への教育に対する力が分散される可能性があるからです。現状でも日本の大学生の学習量は、世界と比較すると少ない!と指摘されています。これでは更に問題を悪化させてしまう可能性があります。このような状況下で、大学は継続的な改革や効果的な経営戦略を模索し、教育の質を維持・向上させることが求められます。経営の健全性と教育の質を両立させるためには、大学のリーダーシップや運営体制の見直しが不可欠のように感じます。
学歴社会とは言え、大学に入学したからといって安心できるわけではありません。適当な大学生活を送ってしまえば、その学歴には価値がありません。今や全入の時代において、大学入学だけでは十分ではないと考えます。
学歴社会と呼ばれるのは、おそらく志を持ち、一生懸命学ぶことで他者に対してより良いサービスを提供できるからであり、単に学歴を履歴書に記載できるからではないと思います。
だからこそ、しっかりと学び、志を持ち、自身の経験や知識を豊かにし、社会で活躍できるよう努力してください。
そして高校生も大学生も、人生を切り開き、日本をより良くしていくために、様々な経験や学びを通じて知識やスキルを向上させていってほしいと願います。
学歴社会においては、学歴だけでなく、学びの姿勢や努力も極めて重要です。一生懸命に勉強し、専門知識を身につけることで、学歴社会においても成功する道が開けてきます。個別指導WAM堺市駅前校では、生徒一人ひとりが自身の可能性を最大限に引き出し、将来に向けて自信を持って進むことができるよう、全力でサポートしてまいります。✨