教室ブログ

2024.02.16

効率のいい勉強方法とは?

 

こんにちは、木太校教室長の白根です。

 

2月も半ばが過ぎましたが中学3年生にとっては最後の、中学1・2年生にとっては年に1回しかない診断テストが14日に終わりました。

 

高校入試を意識した勉強をする上で、今の自分の実力を測ることができる診断テストはとても重要です。

 

しかも1週間後には学年末テストもあります。

テストが続くため勉強しないといけないことが多く、たくさんの塾生が自習に来ています。

 

 

しかし、自習している塾生の勉強方法を見ていると「もったいない」と思うこともあります。

限られた時間の中で勉強する際には、効率良く勉強することも重要です。

 

みなさんは、

「成績を上げるにはやっぱり勉強時間が大事」

「とにかく勉強に時間を費やせばなんとかなる」

という考えを聞いたらどう感じますか?

 

 

勉強に充てる時間が多いほど良いのは間違いないし、結果を出すためには量をこなすことが必要不可欠です。

 

ただしそれは、ただ単に机に向かう時間が長ければ良い、という話ではありません。

勉強量と同時に、効率の良い勉強を行うことが勉強時間と同じくらい重要なのです。

 

しかし

「1日○時間勉強する!」

といった目標がよく掲げられるように、

「勉強の成果=勉強に費やした時間」

となりがちです。

 

もちろん先ほど述べたように、勉強に充てる時間は多いほうが良いのは確かです。

しかし、どれだけ長い時間机に向かっていようと、知識が定着したり問題が解けるようになったりしないと意味がありません。

 

つまり、

 

「勉強の成果 = 勉強時間 × 勉強効率」

 

というように、時間と効率の掛け算で勉強の成果を考えることが必要なのです。

 

 

 

では<効率の良い勉強>とは、どのようなものなのでしょうか。

 

いろいろな意見があると思いますが、私は

「知識がしっかり定着する(覚えたら忘れにくい)」

ことが重要だと思います。

 

 

知識がきちんと定着すれば、同じ箇所を繰り返し勉強する回数が少なくなるので、それだけ時間の短縮にもつながります。

「やったはずなのに思い出せない」

「これ、どうやって解くんだっけ…」

がなくなり、着実に学習を進めていくことができます。

 

 

 

そこで、家庭学習において効率よく勉強する方法をいくつか紹介します。

 

 

〇 人に教えるつもりで勉強する

 

 

テストとは、勉強して覚えたことを解答用紙に“アウトプットする”作業です。

 

ところが、インプットばかりしている人がいきなりアウトプットしようとしても、うまくはいきません。

 

普段から知識をインプットするだけに満足せず、アウトプットするところまで意識しながら勉強することが重要なのです。

 

そこでおすすめの方法が、「人に教えるつもりで勉強する」ことです。

 

人に教えるということは、ただ問題を解いて理解するだけでなく、自分の言葉で相手が分かるように説明しなければいけません。

 

そのためには、「なぜそうなるのか」まで理解する必要があり、より深い理解につながります。

 

 

 

 

〇 タイムプレッシャー勉強法

 

 

効率よく学ぶためにはプレッシャーも重要です。

 

普段の勉強からプレッシャーを与えることでテストのプレッシャーに慣れることができ、記憶の定着も良くなります。

 

そのための方法として「タイムプレッシャー勉強法」と呼ばれる方法があります。

やり方は簡単で、

  • まず取り組む問題集のページを開き、何分くらいで解けそうか予測する。
  • 仮に15分で解けるとしたら、そこに0.8をかけた数字、つまり12分を目標タイムとして、そこからは実際にタイマーを12分にセットして、問題を解いていく

というものです。

 

ここで重要なのは、予測より少し短い時間を目標に掲げることです。

 

適度にプレッシャーをかけることで、集中力アップを促すことができ、またテスト本番も時間を意識しながら問題を解く必要があるので、タイムプレッシャーはそのまま本番の予行演習にもなります。

 

 

 

〇目安は「〇(マル)が6割」。自分のレベルに合ったテキストを使用する

 

 

効率よく勉強を進めるには、自分のレベルに合ったテキストを使用することがとても大切です。

 

テキストレベルが高すぎるとやる気がなくなってしまい、かといって簡単すぎると「全部できる」と勘違いしてしまいます。

 

目安としては、〇(マル)が6割ぐらいの 「ちょっと頑張ればできる」レベルのテキストを選ぶことがポイントです。

 

 

 

〇 成長曲線について理解する

 

 

どれだけ勉強をがんばっていても、成果が出ないと

「もうこれ以上成績が上がらないのかも」

「志望校に合格できないかも」

と不安に感じてしまう人が多いと思います。

 

しかし、スポーツであれ勉強であれ、人間の実力が伸びていく過程においては、「成長期」と「停滞期」が交互に訪れます。

 

熱心に取り組んでいるにも関わらず成果が出ない場合、この停滞期に突入している可能性があり、ひとたび停滞期に突入すると勉強してもなかなか目に見えた成果につながらなかったりします。

 

しかし、ここで忘れてほしくないのは、やった分だけ学力はきちんと伸びている、という事実です。

 

スランプは成長の証です。だから、頑張ってもなかなか成果が上がらないなと感じた時は、今はそういう時期なのだと理解し、あせらず目の前のやるべきことを淡々とこなしましょう。

 

いずれ停滞期を抜け、結果が目に見えて現れる時期が必ずやって来ます。

 

 

今回紹介したもの以外にもいろいろな勉強方法があります。

 

その中で自分に合った勉強方法をできるだけ早く見つけることができれば、今後の勉強が本当に楽になりますよね。

 

とはいえ、ここで紹介した方法はあくまでも知識を定着させるために家庭で勉強する時の方法ですから、計画的・継続的に実践するために自分もしくは誰かの「管理」が必要です。

 

せっかくの良い勉強方法も、ついついテレビやゲーム、マンガなどの様々な誘惑に負けてしまっていては意味がありません。

 

「家だとスマホに夢中で、なかなか集中できていない」

というお子さんのご相談が多いのも、家庭学習の難しさを反映しているように思います。

 

 

また普段お忙しいお母さん、お父さんは、ご家庭でお子さんと顔を合わすと

「勉強のことを口うるさく言いたいわけではないのに、言わずにはいられない」

となることもあると思いますが、家族と過ごす時間は楽しいものであってほしいものです。

 

 

WAMには短時間で集中しながら取り組むことができる環境と、講師たちと一緒に進めていくお子さんに合った指導があります。

 

お子さんの勉強に関するお悩みについては、ぜひ木太校にお任せください。

 

 

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087-802-7781
担当 白根校舎長

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