本日は、2月1日に行われた2024年 開成中学校の入学試験を紹介します。
大問3題からなり
[1]新傾向の数と式の問題、差集め算がテーマの文章題、動く図形
[2]場合の数
[3]展開図
という構成でした。
[1]最初の問題は年号にちなんだもので、2024をどうつくるかという内容でした。253や506が252や504に近いという事実に気づけたかどうかが大きなポイントです。252や504は使い勝手がいい数字なので、覚えておくとよいでしょう。
それからやや難度の高い差集め算と図形の回転が続きます。前者は等しいところが他にないというのがポイントで、後者は動いたあとをしっかり書けたかどうかが問われます。
[2]難関中学では頻出ながらも取っつきにくい場合の数の問題です。パターンを書きだすことは基本となりますので、面倒くさがらず取り組めるよう心がけましょう。
[3]切断面が複数あり、展開図の一部から類推する問題です。かなりハイレベルな出題ですが、展開図の基本に立ちかえって考えてみましょう。重なりあう点を丁寧に調べ、見取り図に書き込むという作業をこなしていくことで全容がみえてきます。
粘り強い学習が問われる試験なので、すぐに諦めない心をもつことが大事です。