今回も個別指導WAM 四街道校のM先生から、皆さんに数学の面白さを語ってもらいます。
クレジットカード、パルテノン神殿、オウムガイの殻、パスポート
これらすべてに共通することがあるのですが、それは何でしょうか?
正解は、上に挙げたすべてが「黄金比」と関係があるということです。
「黄金比」とはいったい何者なのでしょうか?
「黄金比」は数学上有名な“数列(すうれつ)”の一つである「フィボナッチ数列」と関係があるといわれています。
※興味のある人は、フィボナッチについても調べてみてください。
「フィボナッチ~自然の中にかくれた数を見つけた人~(さ・え・ら書房)」もお勧めです。
フィボナッチ数列とは 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55…というように、
二つの1から始まって、次の数が前の二つの数の和になっているようなものです。
(1から始まって1+1=2、2+1=3、3+2=5・・・、ぜひ55の次の数はどのようになってゆくのか考えてみてください)
ここで、フィボナッチ数列の連続する二つの数を割り算します。
例えば数列の3項目と4項目を使って 3÷2=1.5
同じく4項目と5項目を使って 5÷3=1.6666666……
同じく5項目と6項目を使って 8÷5=1.6
(皆さんもいろいろな項を使って試してみてください)
そうすると、ある一定の値に収束することが分かると思います。
これは1.618…と、どこまでも続く数字になります。
この数字を使って1:1.618…という比を考えます。これが「黄金比」です。
なんだかわかりにくいですか?
しかし、実はこの比は自然界のいろんな場所に見出されていて、人間が最も美しいと感じる比と言われています。
皆さんも身の回りの「黄金比」を探してみませんか?