高校大学入試問わず、特に理数系の科目に伸び悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
実は私もそうだったのですが
国社英など文系科目・・・暗記中心
数学理科など理系科目・・・「要」思考力養成
と考えていました。でもこれは大きな間違いでした。理科(の計算問題)もそうですが、特に数学は公式以外に
解法パターンを覚えることが重要なんです。
難しい問題を二時間も三時間もかけて解くよりも(・・・そんな人いないか)、一時間で可能な限り解法パターンを覚えた方が、数学も理科も明らかに実力は付きます。
大学受験生はもちろん、高校受験生も問題を見て分からなかったらすぐに解答解説を見るクセを付けましょう。
すぐにといっても、高校入試問題なら一分、大学入試問題なら三分です。
難問を数時間かけて解いても誰も誉めてはくれないよ。
ただし解答、特に解説の計算部分だけは自力でやってみること。でないと本番でできなくなる危険がある。
大雑把に理解したら解答解説を閉じて、解法を覚えた直後の問題をすぐに解き直してみる。解けたら次の問題へ、解けなかったらまた解答解説を見て・・・と同じ作業を繰り返す。
これに習熟すると何だかよく分からないけど正解が出る、という現象が起こるがそれでいい理解なんかできていなくとも問題が解ければいいのである。理解が必要な内容なら、進学先の高校大学で再度やるので、いずれ理解できる時がやってくる。
問題を解く作業は自動販売機で切符や飲み物を買う作業に似てる。問題文を読む=自販機の商品を見る⇒解答解説を見て解法パターンを覚える=お金を入れてボタンを押す⇒解き直して正解を出す=お目当ての商品が出てくる、というように。ここで確認しときたいのは、お金を入れてボタンを押すとなぜお目当ての商品が出てくるのかという自動販売機の仕組を理解している必要はまったくない、ということである。
高校大学入試レベルでは思考力などは不要!!必要になってくるのは大学の専門課程から。
中途半端な思考力など、むしろ害あって益なし。「思考力が大切」などという戯言に惑わされず、解法パターンの暗記=インプットと暗記直後のアウトプットに徹してグングン成績を伸ばしていってほしい。