私事ですが、
肩こり解消のため、マッサージに行くことがあります。
「特に凝っているところはありますか?」と、毎回きいていただけるので、
「首から肩にかけてです」と答えるのですが、背中や足などもマッサージされます。
首から肩がこっているわけですから、首や肩をもんでほしいのですが、
違うところをもみほぐされます。
首と肩だけをマッサージしてもらったことがありまが、
そうすると、時間が短いので、肩と首だけのマッサージなので、肩と首は楽になるのですが、次は背中や足が重く感じました。
整体をしている知人に聞くと、筋肉はつながっているから、肩や首が凝っていても、全体をマッサージしないと楽にならないんだと教わりました。
これは勉強にも同じことが言えます。
例えば、
今回の定期テストの点数が低かったから、対策をしたいというご要望があったとします。
数学の解答用紙をみると、中学2年生の定期テストでも、原因は小学校の算数にあったりします。
どういうことかというと、小学校で習っている算数が理解できておらず、
今習っている数学の復習では、根本的に解消しないという状況です。
英語においても、実は、小学校の国語で習っていたローマ字を忘れている、または、覚えていないパターンがあります。
アルファベットの順番がわからない、小文字と大文字がわからないということもあり、英語の単語や文法を覚える以前の問題に差し掛かっている状況もあります。
その場合、さかのぼって復習をする必要があります。
中学生の場合、定期テストもありますので、定期テスト対策のために、今ある課題をクリアすることを目指しますが、
春休みや夏休み、冬休みなどの授業が長期休みで止まっているときに、復習します。
過去にもどって復習することで、のどに刺さった魚の骨がとれたかのように、するりと問題が解けるようになったりします。
過去の課題をクリアすることで、一気に勉強が楽しくなり、自主性が増すこともあります。
望ましいのは、課題を持ち越さないことですが、課題をみつけて、しっかりとクリアしていくことが大切です。