衝撃的な題名の記事を拝読しました。
内容としては、学校の先生たちの負担を軽減させるため、宿題がなくなったり、丸付けをしないなどの変更が、子どもたちの学習に悪影響を与えているというものです。
友人に小学校の先生がいますが、彼から話を聞くと
毎日四時起きで、授業準備に追われているとのことでした。
彼はタフなので、頑張れているようですが、話を聞いていると大変なものです。
彼にも子どもがいますが、自分の子に割く時間よりも、生徒に割く時間の方が多いかもしれません。
そんな話を聞いていると、仕方ないかと思いがちですが、
学校に通う子どもたちからすると、そういうわけにもいかないと思います。
ですが、この記事は本当なのか気になることも愛rます。
基礎をつけるのはすごく大切です。
数学は算数の発展版ですから、算数が定着していない中で数学は解けません。
ですから、数学の基礎となる算数をしっかりと定着させることは大切です。
しかし、文章題が応用問題ではないというのは語弊があるかなと思います。
文章題は応用問題だが、その中にもランク別があるというのが事実だと思います。
文章題にも、よく出てくる形のものと、応用の形があります。
これは、計算問題でもそうです。
例えば、
3+3+3+3=12
ですが、これを応用したのが
3×4=12
なわけです。
つまり、掛け算は足し算の応用といえます。
そのうえで、
3+3×3=12
というのも、応用です。
これは同じ答えになりましたが、計算の順序が問われているわけです。
こういった計算がおろそかなまま、分数や()が入ってくると混乱するのは仕方ありません。
それぞれの単元に基礎と応用があり、それぞれの単元が別の単元の基礎であり、応用です。
このような単元ごとの互換性を理解することが、成績に影響します。
しかし、このことが過小評価されているのも事実でしょう。
「一度やったことをもう一回やらないといけないのか」と思う人が多いからです。
英単語、漢字、理社の用語と同じように、計算もまた暗記なのです。
それを物語るのが、九九ですね。
九九を即答できるのは、暗記しているからです。
7×8?ときかれて、
7×1=7
7×2=14
7×3=21・・・・
と、イチからさかのぼる人は計算が速いでしょうか?
計算が早ければ、見直すこともできますし、精度も高いといえます。
123×456は?
ときかれたら、
6×3+6×2×10+6×1×100+5×3+5×2×10+5×1×100・・・
をひっ算でしていくことになります。
つまり、1桁計算の九九が基礎だから3桁でも対応できるわけです。
そもそも九九が怪しい人は、この計算も怪しくなります。
九九が怪しいと割り算も怪しいです。
即答できるのは、反復学習の結果です。
だからこそ、反復学習が必要です。
中三は、11×11、12×12、13×13、15×15ぐらいは即答できてほしいですね。
これができないと、√計算に時間を使うので。
明日の記事では、本当に日本の学力は下がったのかをお伝えします。