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こんにちは、WAM並河校の榮林です。学習塾の中には集団指導、個別指導、家庭教師のようなマンツーマン指導が主な選択肢となります。今日は、各塾の特徴とメリット、デメリットを比較し、最適な学習塾を見つけるためのポイントをご紹介します。
集団指導は多くの生徒が同じ授業を受ける形態です。比較的学習意欲の高い生徒が集まりやすく、生徒同士が切磋琢磨し合える環境です。また、経済的な面でも負担が少なく、多くの科目を広く学べるのが魅力です。
一方で、集団指導は個別のニーズや課題に対応しきれないことがあります。進度が一律で進んでいくため、理解が追いつかない生徒や逆に進みすぎてしまう生徒も出てきます。発言する機会があまりなく、質問が思い切ってできない生徒が授業についていけなくなることがあります。当校に相談される方は、この質問ができない、という経験をよく耳にします。生徒の性格上質問しにくいというのもあれば、講師がその場から居なくなるというケースも耳にしたことがあります。
個別指導は生徒一人ひとりに合わせた学習計画が可能です。先生が生徒の理解度や進度を把握し、質問にもすぐに応えることができます。戻り学習も可能なため、生徒は自分のペースで理解を深めることができます。
ただし、個別指導はコストがかかりやすく、複数の科目を学ぶことが難しいことがあります。当校でも1教科から2教科までで受講されている方がほとんどです。また、他の生徒との交流は不足しがちなのも生徒の性格によってはデメリットになります。
家庭教師のようなマンツーマン指導はこの中でも高いレベルで個別対応が可能になります。深い観察によって、生徒一人ひとりの強みや弱みを把握し、綿密な学習計画を作ることができます。また、講師と生徒の都合が合えば、柔軟に授業の予定を組むことができます。
一方で、コストは最もかかります。当校でも1対1のご契約で授業をすることもありますが、コストパフォーマンスが悪いためおすすめはしておりません。また、家庭教師のような個人の講師のような場合、ノウハウが個人独自のものなので、生徒によって合う合わないがはっきりと出てくる点にも注意が必要です。
最適な学習塾を選ぶためには、自分の学習スタイルや目標を明確にしましょう。学習状況や自分の性格の分析を行い、具体的な目標を定めることで、自分に合った学習スタイルが見えてきます。塾の面談で学習スタイルを診断してもらうのもよいでしょう。
学習塾を選ぶ際には、集団指導、個別指導、マンツーマン指導のそれぞれの特徴を理解し、自分に合ったスタイルを見極めることが大切です。最終的な選択には慎重な検討が必要ですが、一人ひとりの個性に合った最適な学習環境を見つけることが成績向上のための最初の一歩です。