教室ブログ

2023.12.15

ズバリ安心の英単語その5 重要補足編

ズバリ安心の英単語というタイトルだが、最終回となる?今回は英単語ではなくイデオム(英熟語)についての

話である。まずは見てほしい。動詞+forのかたちのイデオムだ。

look for/search for/ask for/feel for/cry for/long for +account for(例外)

正直イヤになってこないかな?動詞+forのかたちのイデオムだけでもこれだけある。

もっともlook forは中学レベルで「~を探す」という意味。seach forは「~を『捜』す」

feel forはfeel for the key in my pocketで「(暗闇の中)手さぐりでポケットのカギを探す」の意味だが

覚えるのタイヘンだよね?

でも例えばlook for the watch「その時計を探す」⇒「その時計を求める」とは考えられないだろうか?

fight for「~のために戦う」も例えば I will fight for my lover.「私は恋人のために戦うつもりだ」も多少強引だが、

「私は恋人を求める」と強引に解釈できはしまいか?

何が言いたいかというと動詞+forはaccount forなどの例外を除き、すべて「~を求める」と意味を取っていい、取りなさいということだ。

そんなのダメ!英語の先生に叱られる!という人は高校入試と大学入試の違いが分かってない。高校入試は細かい→ミクロ的な正確さが求められる、英文をきちんと日本語に訳せることが要求されるが、大学入試では大きく→マクロ的に意味を取ることが求められる。またそうしないと覚える量も多過ぎて勉強が嫌になる。これは主語と動詞にそれぞれ線を引くなんて、大学入試ではあまり意味がない。ボクなんか副詞節のみならず、主語と動詞その他から成る文全体を「この文は副詞」なんて言い切ってしまうこともある。

きちんとした日本語にする必要があるのは和訳問題だけでいい。ミクロにとらわれずスッとばしていくことが必要だ。

1 He came from London.  2 Please refrain from smoking here.を考えてみたいが、長くなるから結論を述べよう。

1のfrom Londonはロンドン出身→ロンドンからとfromは起点を表す。

2は喫煙を控えるとsmokingからの分離を表す。実は前置詞は後ろに固有・具体名詞がくるか

動名詞(および抽象名詞)がくるかで意味が変わる。2を「ここでは喫煙から分離してください」でも意味は通じる。実は動詞+前置詞のかたちは前置詞に意味があって動詞は時制を表すだけの形式的なもので日本語には訳さないと考えてよく、それ故に形式動詞というのだが、英文法で形式とか仮のつくものは日本語に訳さなくてよい、というより訳してはいけない!!→訳すな英語!である。例えばIt for to構文の仮(形式)主語のIt。

そうなるとさらに暗記量を減らすことができる。

覚えるべきはaccount forなどの例外的なイデオムだ。例外かつ多義だからこそ入試頻出なのである。

しっかり覚えないとアカウントフォー!間違えた、アカンゾ!

 

 

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