こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
本日は少し心理学に沿ったお話をしてみましょう。
人間とは一人で生きていく事が出来ません。誰しもが複数のコミュニティに参加しているものであり、それが当たり前であるのがこの人間社会です。
学生であれば、家族・友人関係・学校・クラブチーム・塾etc.
社会人であれば家族・友人関係・パートナー・会社・社会人サークル・習い事etc.
人が何かのコミュニティに参加をし、「そのコミュニティに所属してもいい、存在してもいい」と思う、そのような感覚を「所属感」と言います。
例えば、4人の家族がいるとします。その家族は夫婦仲もよく子供たちも自由に表現できる暖かい家族だとしますよね。そのような環境で育った子供と言うのはこの「所属感」を自然と経験し感覚として得る事が出来ます。
つまり「このコミュニティの中での役割」があり他者への貢献が出来ている、人の役に立っている、そのような感覚を自然と持つことによって「僕は(私は)この場所にいてもいいんだ」という感覚になれるという事です。これが所属感の原理原則です。
この感覚に似ていますのが「自己肯定感」であります。自己肯定感とは、「何もなくても何も出来なくても私はこの地球で生きていてもいい」と言う感覚です。これは自分が自分に許しを与え、「無条件に生きている価値がある」と思えるようになる感覚です。
自己肯定感は自分に矢印が向いていますが、所属感は他者やコミュニティに矢印が向いています。その点において違いがあるという事ですね。
話を戻しますが、この「所属感」を得るには、幼少期の親子関係・家族関係が大きく影響しているという事は言うまでもありません。
人間は6歳になるまでにある程度の価値観や感覚を身に付けます。その価値観や感覚の中に「所属感」も含まれているのですが、もし幼少期にこの感覚が得られなかった場合、どうなると思いますか?
答えは「社会に所属感を求める」という事が起きます。「このコミュニティに自分は必要が無い」という感覚を持ってしまったとき、人は居場所を失います。そしてその居場所を欲しがるために人の役に立とうとしたり、「特別な自分」になろうとします。しかしそれが叶わなかった場合、やがて問題行動に走ってしまいます。
次回に続きます。