中学受験をお考えのお母様方へ。
講師、教室長、エリアマネージャー…
塾に従事して20年以上の私が、
中学受験に関しての
私なりの考えを申し上げます。
もし中学受験するにしても。
最難関校以外は、
本格的な学習の開始は、
小5からでじゅうぶんです。
それまでは焦らずとにかく、
小学校の内容の徹底理解を
お願いしたいです。
小学校の教科書も改訂され、
かなり難しくなりました。
教科書さえ
隅から隅まで完璧に理解出来れば、
それだけで、
中受のための学習は一切しなくても、
偏差値50未満(首都圏模試)の
学校は合格圏内です。
本格的な「特殊算」の知識や
「応用問題」への正答が必要なのは、
偏差値50以上(首都圏模試)。
偏差値65以上になると、
センスや地頭の良さもそうですが、
何より「大人力(早熟力・おませ力)」
が必要です。
そう、中学受験は、
ある意味では「早熟対決」、
「小さな大人コンテスト」に過ぎません。
大器晩成の子もたくさんいます。
それにスポーツや芸術と違い、
勉強は「気づいた時」から頑張れます。
20歳から本格的に野球を始めて
プロ野球選手になれる確率は
ほぼゼロだと思います。
しかし、
20歳から本格的に勉強を始めて
早慶に合格できる可能性は
かなりあります。
だからお母様方は、
お子様が万一中学受験に失敗しても、
どうか落胆なさらないでほしいです。
高校受験や大学受験や
あるいは社会人になってから、
勉強に目覚めて
劇的に成長する子は多くいます。
本日のまとめは、
①まずは小学校内容の徹底
②中学受験はいちイベントに過ぎない
です。