みなさん、こんにちは三木校です。
全国的にインフルエンザが猛威を振るっていますね。予防として日々の手洗い習慣・うがいの徹底が有効なのは誰もが知っています。
わかっていてもなかなか習慣化できていないケースを目にすることがありませんか?私も手洗いはしてもうがいまではなかなか出来ていないことがあります。
今回はいつもの中学生、高校生向けの受験ブログではなく【小学生のころからの習慣付けの大切さ】をお話しをさせてもらいます。
と言うのも最近、三木校の保護者さまや見学にこられた保護者さまから相談を受ける中で特に多いのが≪なかなか家庭学習の習慣がつかない≫という悩みです。
では勉強を習慣化させるには、どうすればよいのでしょうか?
私が三木校の教室長として赴任し、感じた地域性のひとつに“小学生”は勉強以外の習い事をたくさんされているご家庭が高松市内より多いのではと感じました。
お祭りにも参加させてもらい地域の活気にも触れ、地域行事も多く、なにより皆さん穏やか。香川県内で常に住みたいまちで上位になる理由がよくわかります。
熱心なところでいえばサッカーや野球などのスポーツ全般、そろばん教室、計算プリント教室など、小学生は本当に習い事に熱心だと驚きました。
特にスポーツは礼節も身に付きチームワークが身に付きますのでとても素晴らしいと思います。
スポ少とは言え、試合ともなれば応援する親御さんも我が事のように熱が入るでしょう。
直近のニュースでいえば大谷翔平選手が全国20,000校の小学校対象に「野球やろうぜ!」のメッセージを込めて野球グラブを贈呈するニュースに私は感動を通り越し大谷選手と言う一人の人間に本当に痺れましたね。
さて、ここから少し勉強の話に戻りますが【小学校】のうちから“それ”だけに偏らず学校の学び、そしてその習慣付けを両立することが大切だと感じたのも事実です。
と言うのも“中学生”になれば更に大事になるのが勉強。
中学生に進学し、テストの点数が低い状態になった時にご両親が小学生のころと同じように「まあ、子どもが好きなことで頑張ってくれていればそれでいいや」という方と塾ではお会いしたことはありません。
でもなぜか、「小さい頃から教育ママみたいに勉強、勉強って言わなくてもねぇ~」とか
「小さいうちに、色々な経験をさせておきたい!」と言って、小学生のうちから多くの稽古事をさせている方はとても多いです。
練習や遠征などスケジュールを聞くとある意味大人よりも全然過密スケジュールだったりします。
勿論、両立できれば理想ですが、よく考えてみれば小学生の今は優先順位が逆かな?と思うことも多々あります。
私は小学生6年間、中学生3年間、高校生3年間、そして浪人生と6、3、3の12年間を決して別々にとらえず“ひとつの流れ”、“一本の道”として今までたくさんの子供たちを大学や社会に送り出してきました。
小学生・中学生・高校生と呼び名こそ違いますが、学ぶ勉強内容は小1~高3まで12年間つながった≪一本のレールです≫
だから私は小学生の余裕があるうちに、小学校と中学校の勉強を分けて考えず、今やっている習い事と同じだけ、いや、できればそれ以上に毎日コツコツ勉強させるべきだと言い続けています。
もしも今、学校の授業だけで小学校のテストで良い点数取れてるから大丈夫!って思っている方がいれば【小学校の成績、通知表の結果ほどアテにならないものはない】という事を知っておいてください。
小学校は単元が終わってすぐにテストをします。したがって短期的な記憶だけで好成績が取れます。
したがって学校が長期の夏休みや冬休みになり「さあ、前学期の復習しましょう」となると「全然わかんない」「えー覚えていない」と言うように全く身についていないケースはありがちなんですね。
この「小学生あるある」こんなことは当たり前のように起こります。
保護者の皆さまもそういった経験はないでしょうか?
小学生にとって大事なこと…それは学校のテストでいい点を取ることではありません。
漢字の30問テストで一発合格することでもありません。
短期記憶で計算プリントをこなすことでもありません。
【勉強を習慣化させること】です。
これができていないと中学へ行ってから、成績はどんどん下がっていきます。
小学生のうちは心配なかった子も中学生になったら途端に勉強ができなくなったという話は星の数ほどあります。
それは全部小学生のうちから【学びの習慣化】ができていなかったのが原因と断言しても過言ではありません。
宿題さえやっていればOK。子供はのびのびが一番!それ以外は何も言わない保護者が、子どもが中学生になった途端直面する、どんどん下がっていくテスト結果を見て愕然とし「しっかり勉強しなさい!」と言い始める。
でもそれは親御さんが、いきなり誰かに「フルマラソン走れ」と言われるのと同じくらいの無茶振りをお子さんに言っているのと同じなんですね。
最近は時代背景もあり、学校の先生は昭和の頃のように厳しくありません。
宿題を忘れて廊下に立たされる…今はドラえもんのアニメでものび太のそのようなシーンは削除されている時代です。
学期末の懇談会で「先生うちの子ビシバシお願いします!」とお父さんやお母さんが頼むと、先生は「ハイわかりました。」と一応言ってくれるはずです。
しかし残念ながら今の小学校の指導現場で教員が“強制的”に勉強を習慣化させる方法はありません。
つまり先々必要不可欠な「習慣づけ」は今の小学校では教えてくれません。
小学生時に勉強の習慣化を教えるべきはご両親しかいないのです。
6年間、学習の習慣化それを教えてないのに、学年順位が出る7年目(中学1年生)になったとたん「やりなさい!」なんて冷静に考えれば横暴だと思いませんか?
特にこの時期の生徒は思春期反抗期の真っただ中です。この手の悪循環を今までたくさん相談を受け私は解決してきました。
勉強の大切さ、習慣化すること。これが家庭教育であるべき最優先事項です。
おもうように結果が出ない、勉強が習慣化されていないと結果的に7年目(中学1年生時)に親は無理強いをさせて勉強させることになり、無理強いさせれば、自ずと子どものやる気は失せていきます。
子どもの勉強に対するやる気のなさに嘆く保護者さまも多いですが、それは自ら原因を作ってしまっているケースも少なくありません。
小学生の今、それも学年が低ければ低い学年であればあるほど勉強の土台である【習慣化】を身につける良いチャンスです。
小学時、子どもながらの向学心を持ち合わせている一番柔らかな時期こそ習慣化がしやすいです。
勉強を習慣化するにはかなりの覚悟と忍耐が必要です。
習慣化には時間がかかるし、親の長期間に渡る『見守り』が必要となります。
毎日「勉強しなさい!」と口だけで言って習慣にできるなら誰も苦労はしないです。
とは言え、今や両親共働きが当たり前のご時世。四六時中、見守ることなんて不可能でしょう。
だからWAM三木校では通常授業以外の曜日でも小学生、中学生、高校生問わず集中できる環境で「自習学習」に毎日通ってこれるようにしています。私がお父さん、お母さんの代わりにお子さんの勉強を見守りますと言うことです。
一般的に小学生は【受動的】です。
自分で選択することはできない。だからこそ親の先見性が必要になってきます。
考えてほしいんです。 お子さまが中学生になった時、本当に学年で上位の成績を取れる学力をつけるための準備をしているか?それが今の習い事なのか?親が言わなくても、自主的に勉強できる姿勢ができているか?
今、小学生のお子さまは思春期反抗期真っただ中の中学生と違いまだ保護者さまの言うことを素直に聞くはずです。駄々を捏ねたら、まだ力技でもいけるはず。動くなら今のうちではないでしょうか。
今は好きにさせておいて、後から勉強で苦労することになるか?今は少しかわいそうだと思っても、勉強の大切さを教え、中学・高校・大学と勉強に困らない子どもにするか。
長年教育業界で様々なタイプの生徒達と対峙してきた私の経験から言えば、その選択は親の親御さんにかかっています。
もちろん「勉強よりもスポーツで学ぶことがある!」とか「お父さんがやってたスポーツで小さいうちから色々な経験をさせておきたい!」という気持ちはよ~くわかります。
子どもの可能性は無限大ですから、大谷翔平さんや渡辺雄太さんやイチローさんのように世界で輝ける可能性も秘めています。
でも環境次第で≪勉強での可能性も無限大≫という事も絶対に忘れないでほしいと願います。
成人式まであと何年か?おそらく数年ではないでしょうか?
その年数を考えると子育ては本当に“あっ”という間です。
教育を生業にしている私は「数年後、わが子が社会に出て自立し、やりたい事ができない方が辛くない?」と思うわけです。
さらにもう一つ付け加えるとすれば、小学生のころから【一緒になって励ましたり協力してくれたりする人の存在】がお子さんには必要です。
「一緒に」というところが大切で、お父さん・お母さんも習慣化したいことを決めて家族みんなでその進捗結果を褒めあったりご褒美を考えてみたりすると、とても楽しいと思います。
「継続は力なり」とは当たり前のように使われる言葉ですが、早いうちから小さな習慣を積み重ねていくことで、気がつけば大きな山を登りきる体力と技術、自信がつきます。
もちろん教育方針は各家庭によって様々ですがWAM三木校では短期的な点数アップだけではなく長期的に力となる学習環境を作ってまいります。
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