こんにちは、個別指導Wam香川 東山崎校です。
はやいもので、10月が終わり今年も残すところ2か月という時期になりました。
東山崎校の壁に掛けてある日めくりカレンダーは、公立高校一般入試当日までのカウントダウンになっています。
残り日数は11月2日時点で126日、毎年この時期の受験生と関わるなかでこの時期からのラストスパートで点数を大幅に上げる生徒が多いのも事実です。
考え方として「まだ100日以上もある」ととらえるか「この100日でラストスパートをかけるぞ」と加速するかで、同じ受験生でも学習への真剣さ、さらには点数の伸びも非常に大きく変わります。
この日めくりカレンダーは通塾の週回数によって塾に通う残り回数がわかる仕様になっています。例えば週4回の授業に通う塾生の場合、公立高校一般選抜の本番まで残り72回、週3回で54回の授業を受けることになります。
大切なことは「何を、どれだけ・いつまでにやるか」という自主学習の内容・量・期限についての計画とその実行状況です。
中3生は今月14日に「第4回学習の診断テスト」、高松市内では27日からの3日間が「2学期末テスト」というスケジュールになっていますから、ほとんどの人が【診断対策】→【期末対策】という順で学習を進めます。
ところが今回の【2学期末テスト】、実は中学3年間の『内申点』が最終確定するという意味で大変重要なテストなのですが、「志望校に対して内申に余裕がある」という人はいいとしても、「結構ギリギリのライン」または「かなり頑張らないと届かない」という人にとってはどうでしょうか。
診断テスト後すぐに期末対策をスタートしたとしても、実質2週間で9教科分の内申対策というのは非常にタイトなスケジュールで、教科ごとのバランスや内容・演習量まで考慮すれば、余程しっかりとした計画を立てない限り時間ばかりが過ぎていき、効率的な学習とは言えません。
また、期末テスト後から公立高校入試の本番までの期間についても【私立高校入試】【自己推薦入試】【高専入試】など、どの入試を受けるのかによってそれぞれ対策の時期や内容が異なるのは当然ですから、もし中長期の計画をきちんと立てていなければ一日のスケジュールにまで落とし込んでいくことができずに、「直前対策」がすっかり的外れなものになりかねません。
≪スポーツ以上に大切な学びの自己管理≫
だからこそ、受験生にとってここから先は時間の使い方を間違えると取り戻しがきかなくなります。入試本番までの残り時間(日数)は平等ですが「自分で学習計画し管理することは並大抵ではない」ことは容易に想像がつくと思います。
ここまでの話は何も中3の受験生にだけ向けたものではありません。
現中1、中2の皆さんについても「カウントダウン」は等しく進んでいるわけですから、ここでぜひ自分の時間の使い方を見直してみてください。
塾に週何回通って勉強していますか?
塾の授業がない日に家でどのくらい勉強していますか?
家での勉強は短期・長期の計画を立てて実行できていますか?
1年後、あるいは2年後の今の時期に行きたい高校が手の届く圏内なのか、あるいは現実的な志望校とは言えず再考を強いられるのか。中学入学と同時に「高校受験」という山を登り始めたみなさんは今からの時間をどう使うかで見える景色が変わっていきます。
≪受験は登山と一緒です≫
登山の場合、自分がいま立っている場所を俯瞰して見ることで「どのルートを選ぶのか?」「必要な装備と食料は?」なども見えてきますよね。ただ、大半の人にとってこの【俯瞰して見る】ということが難しく、勉強においてもつい目先のことにとらわれテストの結果が思うように出なかったり、成績に波が出るという「学習の遭難」状態は絶対に避けなければいけません。
≪大学の時に初めて富士山に登った話≫
私が大学の時に6人の仲間と富士山に登った時の話です。
想像してください。富士山を遠くから眺める時は小さく見えますが、近づけば近づくほど富士山は想像以上に大きく、斜面はとても急なものです。
毎年約23万人が山頂をめざす3776mの日本一の山。
遠めに見る美しさとは全く違いゴツゴツした溶岩大地に数々の難関ルートが行く手を阻みます。
真夏の山頂付近の気温は平均6度、夜から登り始め日の出間近はあまりの寒さに悲鳴をあげました。
しかし、それ以上に過酷に感じたのが9合目から山頂までの距離にして、わずか数百メートルを登りきる時、目の前には今まで目指してきた頂きがそこにあるのに、その傾斜は今まで以上に急で体は疲労でこわばり一歩踏み出す足がとてつもなく重く、人生で感じた事のない疲労感に襲われました。
疲れ果てた私はしゃがみ込み「もう無理だ」「もう十分頑張った」そんな言葉が何度も何度も頭の中をよぎりましたが自分の歩んできた道を振り返ってみました。
「ああ、僕でもこんなところまで登ることができたんだ…」振り返ることで、自分の歩んできた道のりを再確認し「ここまで登れたと!」いう自信が込み上げ、最後の力を振り絞れた事、そして雲海から登る見た事のない朝日を今でも鮮明に覚えています。
私は登山も受験も引いていえば人生も一緒だと思います。目標校を目指し始めたときは合格とは遠い位置にいます。故に漠然と目標が小さく見えるはずです。
しかし、勉強を進めるうちに気付き始めます。入試間近なこの時期、受験生の皆さんは登山で例えるなら9合目。本当に本当にしんどい時期だと思います。でも、ここで諦めてしまっては、合格できるわけがありません。
諦めずに歩みを進めることのみが目標に達成できる唯一の方法。たとえ小さな一歩に見えることでも積み重ねることで富士山をも登頂できるのです。
受験生諸君、9合目からが本当の勝負!キミが目指す美しい山頂はあと少しです。
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