こんにちは。WAM香川円座校です。
10月中旬頃から冷え込んでくる日が多くなってきましたね。
今年は例年に比べてインフルエンザが流行し、学級閉鎖になるところも数多くある状況もあり特に受験生はこの時期、体調を崩すような事はできる限り避けておきたいところですね。
食事、睡眠をしっかりとって規則正しい生活をするよう心がけてください。
先日26日、香川県教育委員会から県内公立高校の2024年度の入学定員が発表されました。
※香川県教育委員会HPより
今回の定員は前年度と比べて合計で37人の定員減。
小豆島中央、三木、高松東、高松南などの第一学区の普通科で定員が減っているのが目立ちます。
また、高松商業や高松工芸といった毎年倍率が高い高校でも定員減となるなど昨年と比べても大幅な変更となっています。
西讃地区では卒業予定者が前年度と比べて増えるため、観音寺第一、観音寺総合の2校は定員を増やしています。
公立高校の定員は卒業する生徒数を加味して毎年更新されるものですが、現時点では定員が変わったからといって焦る必要はありません。
なぜなら「定員が減る⇒倍率が上がる」とは一概には言えないからです。
実際の倍率は2月の中旬頃にわかります。今は志望校に合格するために全力でできることをしていきましょう。
毎年この時期になると、受験生の口からは前向きな言葉よりプレッシャーからくる不安な声をよく聞くようになります。
「先生、今のままで志望校に受かりますか。」
「勉強することが急に辛くなってきました。」
もしかしたら、保護者の方もお子様からこのような言葉を家で聞かれたことがあるのではないでしょうか?
そんな言葉を聞くと、受験当時のことを思い出して「自分にもそんなときがあったな」と当時を懐かしく思う気持ちが出てくる一方で、当の本人からすると受験に抱える不安はとてつもなく大きく、まるで人生で一番大きな壁に当たっているような感覚になる人も多いのも事実です。
受験というものは不安とプレッシャーがつきもの。でもその不安は“本気”で受験に対して取り組んでいるからこそ出てくるものです。
一生懸命努力していると、誰もがプレッシャーや不安と闘うことになります。
≪不安とプレッシャーとの向き合い方≫
受験日が日々近づいくると不安やプレッシャーは大きくなります。
今後の人生を左右するかもしれない分岐点のひとつですからそう思うのも仕方ありません。
そのような場面で大切になるのが「不安」や「プレッシャー」の受け止め方です。
感情を抑えようとしたり、見てみないフリをするよりも、「感情を受け止める」ということも大切です。
とはいえ「言うは易し行うは難し」で頭ではわかっていても実際にはどうしたら良いかがわからないかと思います。
大切なことは不安を“なくす”ことよりも“向き合う”自分なりの方法を考えることです。
この“不安との向き合い方”に関しては生徒保護者からもたくさんご相談をいただきます。
結論から言いますと、不安と向き合うためにはその子に関わる大人の対応が重要になってきます。
例えば模試が返ってきて、結果があまり良くなかったとしましょう。そしてその時の子どもに対する言葉を次の二つから考えます。
A「今のままじゃ合格点に届かないから、もっと勉強しなさい!」
B「今の自分の弱点が分かってよかったね。そこに気を付けて勉強すれば次に同じ間違いをしなくなるから、まずこの弱点をなくそうね」
Aは点数という現状だけで判断してさらに不安を煽るような言い方ですが、Bは「過程」を理解した上で「これからの展望」を見せて“一緒に”向き合っているように感じていただけると思います。
子供であれ大人であれ、結果がうまく出なかったときにこそ上司や先輩そして先生や親にどちらのパターンで接して見守ってほしいでしょうか?答えはシンプルですよね。
なかには反骨心を活力に変える人もいますが、一般的にはBのパターンで発言した方が気持ちを前向きにして頑張ろうと思う人が多いと思います。
このように物事は捉え方次第でプラスにもマイナスにも転じる可能性があります。
一般的に人間は悪いところは目につきやすいものですよね。
「はやく宿題をしなさい!」
「部屋を片付けなさい!」
「何回言ったらわかるの!」
という“できていないところ”を指摘することは簡単ですが、特に受験生を持つ保護者さまは少し頑張って「できているところ」や「良いところ」を評価する発言を日常から親子間でコミュニケーションに取り入れてください。
「わかってはいるんですけど、ついつい言葉がきつくなってしまうんです…」という話もよく聞きますが確かに一緒にいる時間が長いと余計に褒めることが照れくさくなりますよね。
しかし子どもにとって、一番大切に思ってくれる親からの褒め言葉は最高のご褒美です。
「こんなに頑張ったのに結果が出なかった」そう思うことは誰にもあります。
もちろん勉強に限った話だけではありません。部活動でもそして仕事をしていてもそう思うときは誰にでもあります。
そのときに生徒一人で悩むと「もう何をやってもだめだ」とネガティブに考えがちです。ましてや思春期真っただ中の中学生高校生ならなおさらです。
そんなとき信頼できる大人が「その努力は決して無駄ではない。何がいけなかったのか一緒に分析して次に生かそうね!」と言ってくれると、その子の不安は次の成功への糧となります。
不安やプレッシャーと向き合うためには周りの大人の協力が必要不可欠です。
お子さまが幼いころは、親は子どもを抱きしめます。
大きくなるとそうもいかないでしょう。でも抱きしめる気持ちで受験期のお子さんに寄り添ってあげてください。
入試当日、120%の力が発揮できるように、私も円座校・鶴市校で日頃から生徒との関わりを大切にしてまいります。
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担当 吉良校舎長
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