こんにちは、個別指導WAM藤の木校です。
富山県県立高校入試まで残り130日余りとなりました。大学入試共通入試も3か月を切りました。受験生の皆さんは毎日勉強お疲れ様です。
富山県の高校入試は長文を元にした出題形式が多く、単純な英単語を聞くような問題が少ない一方で、作文をはじめとする問題は非常に高難易度に設定されています。
中でも英作文は、回答に「25単語以上」などの条件があって、単純に問題を解こうとしても当てはめるのが難しかったり、そもそも単語数をクリアするのが大変で、実践問題以外で対策しづらい問題になっています。
WAMでも個々の生徒に対してそれぞれにレベルや苦手に対応した対策をしており、練習法も伝授していますが、今回は ”万が一” 本番で英作文がうまく作れない・思い浮かばないときのちょっとした工夫をお伝えします!!
例えば、一般的に「思う」を英語にする時に使う英語は「think」を思い浮かべる方がほとんどだと思います。日本語では「思う」と一言でよいのですが、英作文は同じような表現を避ける必要があるほか、英語では度合いやニュアンスの違いにより類語や表現を使い分ける必要があります。(例:勉強する⇒Study、学習する・習う⇒learn)
裏返せば、「思う」を使い分けることによりそれらしい英作文をつくることができます。
構成として <1)問題提起>→<2)仮定>→<3)推定・根拠>→<4)結論> で作ってみましょう。英語で用いる動詞は全部「思う」ですが、これを使い分けます。
<1)問題提起>にはwonderを使います。wonderは「不思議に思う」「疑問に思う」という意味になります。
<2)仮定>にはassumeがよいかと思います。「推測する・仮定する」という意味です。なおassumeには「思い込んでてっきり~だと思った(過去形)」という場合にも使える単語です。
<3)推定・根拠>はguessやsupposeなどいろいろありますが、同じような表現を避けてin my opinionを使うとよいでしょう。確信があればI’m sure thatもよいかと思います。
<4)結論>には満を持してthinkかbelieveを使うとよいでしょう。
それらを活用すると、例えばこんな感じの英作文になります。
I wonder Kotatsu. - 1)問題提起(私はこたつを不思議に思う。)
I assume Kotatsu was made in Edo period. - 2)仮定(私はこたつが江戸時代に作られたと推測する。)
In my opinion, it came in the rich house in the village first. - 3)推定・根拠(私の考えでは、初めに村の金持ちの家にやってきた。)
I think everyone made it happy in that house. - 4)結論(みんなはその家でこたつで幸せになった。)
内容はでたらめです、金持ちの家にやってきたかどうかなんて知りません。内容は別として、wonder / assume / in my opinion / think を使い分けることで、それらしい英作文ができることがわかるかと思います。
もちろんいつでも使えるわけではありませんが、本番で頭が真っ白になったときにこの構成を思い出せば、あるいは「思う」の使い分け方が頭にあれば、そこそこの点数が望めるのではないでしょうか。
逆に、「思う」を英語にする場合にはこのような「不思議に思う」「推測する・仮定する」「私が思うに」「考えている」のおよそ4パターンで使い分けると、より英語らしくなるかと思います。
このように似たような英単語や同じ意味を持つ英単語を区別するように覚えることで長文読解の際に単語で詰まることも少なくなりますし、一石二鳥で練習を進めることが出来るでしょう!
英作文は決まった答えがない分、練習も難しいので、英語の先生、身のまわりの先生などに添削してもらってください。
もちろんWAM藤の木校では英作文対策・長文対策も行っています!
英語のテストや入試で不安のある方はいつでもお気軽にお問い合わせください!
【参考】
英語で「~と思う」っていえる?think以外で伝える「思う」の英語表現
「思う」の英語|thinkばかり使わない!12種類の使い分けや表現例
https://mysuki.jp/english-think-suppose-27307