こんにちは。Wam三咲校の大國です。
1カ月前は「寒い」という言葉を忘れていましたが、ここにきて朝晩「寒い」を感じるようになって来ました。地球は温暖化してきてはいるものの、「地軸の傾きと公転周期までは影響ない」と謎の納得をしています。
さて、今日のテーマは「運命の一戦」です。といえば、ラグビーW杯。でしょうか。極個人的にですが。
ラグビーW杯は予選プール最終戦のアルゼンチン戦が10月8日にあります。我らが日本代表は勝てば2大会連続ベスト8、負ければ予選プール敗退が決まります。現在の世界ランクは11位。大会前の試合では負けが続き心配されましたが、大会に入ってから徐々に調子を取り戻し、チリ、サモアを退け現在2勝1敗。前回2019年大会に続くベスト8進出を狙います。
相手のアルゼンチンは「南米の雄」で世界ランク9位。今大会は初戦のイングランドから2トライ、負けはしましたがイングランドをノートライに抑え込み10-27の接戦を演じました。7月には強豪オーストラリアを34-31で破っています。過去のW杯は10回出場。1999年大会にベスト8、2007年大会から3大会連続ベスト8に進出し、3位1回4位1回。前回の2019年大会はベスト8進出を逃しているので、負ければ2大会連続の予選プール敗退。日本は格下の相手です。こちらも負けるわけにはいきません。
とまさに両チームにとっては「運命の一戦」。国の代表としてのプライドとプライド、意地と意地がぶつかる熱戦となることは間違いありません。
受験は人生を賭けた「運命の一戦」です。その後の人生に大きく影響します。で、「運命の一戦」とは、結局は個人のプライド、意地に行きつくと思うのです。もちろん、根性論だけですべてが解決するわけではありませんが、根性がなければ事は成せません。勝利するための技術、知識の習得も「出来るようになろう」という意欲が無ければ身につかないのです。「運命の一戦」に勝利するには困難はつきものです。それを克服する粘り強い精神力を根性と呼ぶのならば、根性なしに「運命の一戦に勝利すること」は有りえません。そして、それを克服しようと努力した過程は人格の成長を促し、人生において知識以上の大きな財産になるはずです。受験において大切なのは、合格、不合格の結果はもちろんですが、「挑戦」「克服」「成長」の過程を社会に出るまでに経験しておくことではないでしょうか。
さて、10月8日の夜。姫野和樹が、稲垣啓太が、リーチ=マイケルが国歌斉唱から涙を浮かべ、松田力也が松島幸太郎がレメキが躍動し、堀江翔太が、具智元が、ワーナー=ディアンズが雄叫びを上げる熱狂の80分。運命の一戦に臨む人に「勝っても負けても一生懸命やって!」なんて優しい言葉は白けるだけです。
彼らは勝ちたい。だから、「勝とう!」「勝って泣こう!」
やばい。もう泣けてきたので、今日はこのあたりで……。