こんにちは(^∀^)兵庫県筑紫が丘校の河合です。
9月も終わりに近づいてきたのに、秋の気配より残暑が気になる今日この頃です。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
最近、ある生徒から「英語の文構造がよく分からない」という相談を受けました。
結構ここで詰まってしまう生徒さんも多いようです。
なので、今日は文構造について簡単に説明をしてみようと思います。
英語の文構造(文型)とは、意味を「正しく相手に伝えるための、英語の要素の順番」のことです。
英語は「語学」ですので、自分が思っていることを相手に伝えるには、正しく意味が通じる文章でなくてはなりません。
言い換えれば、5つの文型に正しく落とし込めば相手にしっかりと意味が通じるということですね。
さっそく「??」となってしまった方もいるかもしれませんので、ひとつ例をあげてみましょう。
「I have a book.」という英文があったとしますね。意味は「私は本を持っています。」です。
では、日本語で語順を変えた場合、意味は通じるでしょうか?
「本を私は持っています。」
「私は持っています本を。」
「持っています本を私は。」
…若干違和感はありますがが、一応何が言いたいのかは分かりますね…。
今度は、英語の順番を変えてみたらどうなるでしょうか?
「A book have I.」「本は私は持っています。」…あれっ?どういうこと???
本来have=hasですし、Iは語順からすると正しくはmeなのですが、そこをつっこむ以前に文章の意味が全然変わってしまいましたね。
これらのことから、英語は日本語と異なり、「語順が変わったら意味が通じなくなる」ということがわかります。
だからこそ、正しい「英語の要素の順番」を理解する必要があるのです。
さて、5つの文型は、①主語(Subject)②動詞(Verb)③目的語(Object)④補語(Complement)の組み合わせで構成されています。
次は簡単に各文型についてご紹介します。
①第1文型(SV)…文の骨組みは最初に作る!
「I live in Japan.」(私は日本に住んでいます)という文があったとしましょう。
この文で主語(S)は「I」で、動詞(V)が「live」ですね。文章は最低この2つさえあれば成り立たせることができます。
目的語(O)や補語(C)を含まない文、それが第1文型です。
※ちなみに「in Japan」は、前置詞+名詞なので「修飾語」だと解釈しましょう。
②第2文型(SVC)…名台詞で覚えちゃおう!
私はドラゴンボールの「オッス!オラ悟空!」を例えに使って説明しています。笑(オッスの部分は省いてね)
「オラ悟空」とは、英語にすると「I am Goku.」となるわけですが、私は「悟空」ですし、反対に「悟空」は私のことですね。
つまり、主語(S)と補語(C)は間に動詞(V)をはさんで、同じものを指しているということになります。
この形が第2文型です。
③第3文型(SVO)…動詞の動作の対象について考える!
例えば、「I do. 」という文があったとしましょう。
英文としては、「私はする。」という意味になり、相手には「あ、何かするんだ」とギリギリ…伝わるかもしれません。
ですが間髪入れずに、「で、何すんの?」と突っ込まれることは容易に想像できますね。笑
これではなかなか会話が弾みません。
ですが、「I do my homework. 」(私は宿題をする。)でしたら、何をするのかが明確に分かりますね。
このように、動詞の動作の対象になる言葉(目的語)を取る形を第3文型といいます。
④第4文型(SVOO)…2つの目的語の順番に注意!
英語では、一つの文章に2つの目的語を取ることがあります。
例えば「彼女は昨日私に夕食を作った。」という文があったとすると、「私に(me)」と「夕食を(dinner)」の2つが目的語です。
これを英文に直すと、「She cooked me dinner yesterday.」となります。
このときの注意点として、目的語が2つあるときは、「人+もの」の語順になることを覚えておきましょう。
⑤第5文型(SVOC)…補語と目的語の関係がポイント!
第5文型は、例えば「The news made me happy.」(その知らせは私を喜ばせた。)のような文のことをいいます。
文の要素は、S(The news)V(made)O(me)C(happy)から成り立っていますね。
では、この文で「happy」なのは誰か?を考えると、第2文型のときのようにS(The news)ではありませんよね。
happyなのは私(me)なので、目的語=補語の関係が成り立ちます。ここに注目して第5文型を理解しましょう。
文型の理解が出来れば、英文をどのように組み立てればよいかが分かるので、英作文や並び替えがとても解きやすくなります。。
皆さんも、文型の基本パターンをしっかりマスターして、自分の英語力を向上させましょう 🙂