こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
前回は反抗期に入った子供に何が起きているのか、と言うお話でした。
子供は6歳になるまでにある一定の価値観や考え方を親から教わり、受け継ぐわけですが、
もちろんその全てが正しいとも限らないわけであります。
「私がすべて正しいんだ。間違っているわけがない」とお思いの親御様は、この先を読まない方がいいかもしれません。気分を害される可能性があります。
親の価値観とはつまり「これが正しい、これは間違っている」という考え方やそれ自体の事であります。ところが子供は日々成長をしています。やがて友達と出会い、先生と出会い、様々な人たちとの交流をする中で、親以外の価値観や考え方に触れる機会が増えます。
子供と言うのは全身全霊を持って親の事が大好きです。これは生存本能によるものですから、タイプ的な表層的な好き嫌いではなく「生存するために本能的に好きである」という事になります。
今までは親の考え方や価値観の全てが「正しい」と思っていた子供が、やがて人々との交流によって自分の価値観や考え方を身に付けていく事となります。
その最中、今まで「正しい」と思っていた考え方や価値観に「疑問」を持ち始めます。
(お父さん・お母さんが言っていたことについて本当にそうなのかな?)と潜在意識が疑い始めるという事が起きます。
人間の脳は「疑い」を嫌います。明確な答えが欲しいのです。これは脳のシステム的な問題ですので、個人差もありませんし「そういうもの」なのです。
最初は潜在意識で疑い始め、具体的な事柄として顕在意識が取り扱い始めた時、やがてその「疑問」解決するために「答え合わせ」を始めます。その答え合わせの結果「この方が正しい」と脳が結論を出すんですね。
その結果、「親より自分の価値観や考え方の方が正しい(気がする)」もっと言うと「親より友達やあの先生が言っている方が正しい(気がする)」と思い始めます。その事に気付いたとき、その数が増えれば増えるほど、「親に反抗」をするようになります。
次回に続きます。