三木校統括の木村です。
9月も半ばに差し掛かり、三木高校・長尾中学校・さぬき南中学校では一足先にテスト発表となりましたね。
三木中学校は20日が発表と少し先にはなりますが、授業を見ていても生徒たちの勉強の姿勢が変わったように感じます。
ところでみなさん、テストに向けての勉強はどのように取り組まれていますか。
取り組み方は人それぞれだと思いますが、面談をしていく中で、特に私が「ここに気を付けてほしい」と思うポイントを中学生向けに3つに絞ってお伝えします。
1、課題はテスト発表後3日までには終わらせる
テスト発表になると同時に課題が出されますよね。課題は出す側(先生)は「これでテスト勉強しておきなさい」という意図で出していますが、やる側(生徒)は「期限までに終わらせなきゃ…」と締め切りに追われる気持ちになる人がほとんどです。
このように課題は出す側とやる側で目的のズレが生じることが多々あります。これは仕方ないことではありますが、本来テスト勉強というものは全員一律というわけではありません。人によって得意不得意があるのはもちろん、成績を伸ばしたい教科や弱点を克服するためにかける勉強時間など、テスト勉強への取り組み方は違って当然です。
最悪なケースは「テスト期間が課題を終わらすための期間になっている」ことです。
面談をしていると、案外このような状態に陥っている人はよくいると実感します。
とは言え、課題なので期限内に提出しなければ学校の成績に響いてきます。
だからあくまで課題は「やらなければならないもの」ではあるのですが、「テスト範囲の中での自分のできているところとできていないところを再確認する」ものと認識して活用するようにしましょう。
理想は一週間のテスト期間を前半3日で課題、後半4日はテストで点を取るための勉強に分けるようにすることです。
「課題をこなす=テスト勉強」ではありません。
先程の例でいうと後半の4日間の勉強が本当のテスト勉強です。
もちろん、課題を終わらす日数は早いに越したことはありません。
2、睡眠時間をしっかり確保する
テスト前になると勉強時間を確保するために睡眠時間を削る人が多くいます。しかし、睡眠時間が短くなると思考力や集中力が低下したりなど勉強にとって何一ついいことはありません。
また睡眠不足の中で詰め込んだ知識は短期記憶でとどまることが多いため、せっかく詰め込んだ知識もテストが終わればすぐに忘れてしまします。
部活動の大会前日に夜中まで練習する人はいませんよね。勉強も同じです。
勉強時間を確保するために学校側から部活動停止の処置がとられているわけですから、普段部活動をしている時間を勉強に充てることができれば十分に学習時間は確保できます。
それでも時間が足りないという人は隙間時間の使い方を見直しましょう。
3、目標を立てる
人間は基本目標がないと行動することができません。これは勉強に限った話ではなく、部活動や仕事においても同じことが言えます。
そもそもなぜ目標を立てることが大切なのでしょうか。目標とは目指すべき到達地点です。マラソンに例えると「ゴール」と同じです。
ゴールがないマラソンを走ろうと思いますか。また仮に走り始めたとしてもどのルートを使うか、ペース配分はどうするかなど何が正しいか全くわかりませんよね。
目標を立てればそこから何をするべきかがはっきりしてきます。
どういうことかというと「テストで90点を取る」⇒「そのためにまずは課題をして全体の理解度を再度把握する」⇒「この分野の問題の正答率が悪かったから重点的に勉強しよう」というように逆算的に物事を考えられるようになります。
この逆算思考ですが、大人になってもかなり役に立ちますし、勉強以外のことにもたくさん応用が利きます。
目標がよく分からない、という人もいるでしょう。また目標はあるけど何をすればいいのかピンとこない、という人もいるでしょう。そういうときは親御さんや塾の先生から具体的なアドバイスをもらうようにしましょう。
いかがでしょうか。細かいことを言えばまだまだたくさんありますが、全員に意識してほしいことを挙げました。
よく「社会に出たら数学なんて使わないのになんで勉強するの」と疑問を持つ人がいますが、学生時代の勉強の真の意義とは内容そのものではく、それに対する取り組み方や、困難の乗り越え方を身につくために行うもの、つまり社会で生き抜く力を身につけるためのものだと私は思います。
三木校では今週からテスト対策授業に突入しています。
過去の自分より成長している姿を実感したいという方は是非三木校までお越しください。
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