皆さんこんにちは。WAM黒原校の米井(こめい)です。
夏から秋に変わる今のこの季節の空を「行き合いの空」と呼ぶそうです。
その意味なのですが、ユキアイとは・・・
①行き合うこと。また、その時、その所。出合い。
②夏と秋など、隣り合わせの二季にまたがること。また、その頃。
という意味だそう。
夏の空といえば誰もがイメージするのが、もくもくとした入道雲ですよね。
この力強く大きくハッキリとした雲とは対象的に、秋の空といえば、うろこ雲・いわし雲・さば雲など呼び方は色々あるようですが、細かくふんわりとした小さな雲がたくさん集まったアレかと思います。
そして、その両者が混在する今の時期の空こそが「行き合いの空」なのです。
『白黒つけなーいカフェオ~レ~♫』といった音楽が、脳内に思わず流れてくるようなそんな空ですよね(笑)。
実は私!こんな曖昧な感じが個人的にはすこぶる好きなのです!!
今の世の中、何でもかんでも(特に病名や障がいなど)分類化したり名称化したりと、兎角細かく区別したがる風潮があるように感じている(あらゆる情報が溢れ、多様化した時代のため仕方のないことではある)のですが、そんな世の中に対して真っ向から「別にどっちでもねぇし!」と抗う(あらがう)「行き合いの空」というのが何だかすごく好きなのです。
日々十代のお子様を見ていると特に感じます。
発育途中にある思春期というのは、正に子供から大人への心と体の「行き合い」です。
体は成長していても心の成長が伴っていなかったり、心は大人さながらでも体がまだまだ未発達だったり、ホルモンバランスがとても崩れやすく、多感で難しいお年頃そのものです。
或いは、同じ心一つ体一つとってみても、今までの人生観から成長して新たな人生観になる変わり目であったり、昨日までの体つきから大人への成長段階の変わり目だったり、とこれ正に「行き合い」ですよね。
こういった様々なものが混在して不安定な「行き合い」の段階を越えて初めて「安定」を迎えることができるわけです。
また「行き合い」とは「出会い」そのものです。
悲しいことがあったり失敗をして落ち込んだりしたときに、よく時間ぐすりと言って、時間が経てば全て解決してくれるみたいな事を聞きますが、正直個人的には「そんなわけないでしょう」と考えている一人です。
なぜなら、本当にショックな出来ことを迎えた時に、人というのはその時間で時がとまるからです。
そして何より本当に落ち込んだときには、どれだけ時が経とうと決して一人では抜け出せないからです。
本当に落ち込んだ自分を救い出してくれるのは、時間ではなく、人でもいいですし、モノでもいいですし、推しでもいいのですが「出会い」です。
なので皆さんにお伝えしたいのは、是非とも「出会い」というのを大切にして頂きたいと願う米井です。
昨日の自分が今日の自分にこんにちは。明日の自分は今日の自分にさようなら。
みんな色々あってそれぞれ良い!
皆さんはこのブログを読まれて誰かの顔が思い浮かびましたか?
もし浮かんだのであれば、その人はあなたにとって間違いなくすごく大切な人だと思います。
素敵な出会いに感謝ですね!!