こんにちは、個別指導Wam西取石校です。
いよいよ(やっと?、瞬く間に?、ふと気づいたら?)夏休みが終わろうとしています。
前回に、「目的意識を持って夏休みを過ごしてほしい」ということを書きました。
いかがだったでしょうか。達成できたでしょか、できなかったでしょうか。
大切なのは「振り返る心」です。自己を振り返って、今の自分を客観的に認識し、未来への目標を立てる、
自分で決めた、自分なりの人生の「節目」ごとに目標を達成していく、それが大切です。夏休みは、ある意味「一つの節目」でした。
自己に厳しくあってください。「夏休み前に宿題の計画を立てたけれど、結局しなかったなあ。まあ、いいか、暑かったしなあ。」と、自分に甘いようでは、ろくな大人になりません。
「なんて自分は意志が弱いんだ。」「本当に、自分がなさけない。」と思うこと、”自己否定”が必要です。
もちろん、「自分には生きる価値なんてない」という自己否定ではなくて、今の自分を否定して、より高みを目指す、ステップアップのための“自己否定“です。
さて、2学期を迎えます。タイトルにもあるように「なかだるみ」に注意してください。
1学期と3学期との間の2学期、気が緩みがちです。1年生と3年生との間の2年生、気が緩みがちです。
2年の2学期が本当に要注意です。当塾の3年生の諸君も、「あのとき、どうして勉強をしなかったのか」と反省しきりです。
徒然草に「ある人、弓射ることを習ふに」という話があります。
弓矢の名人が、弓矢の初心者に「初心者は弓矢を練習する時に2つの矢を持ってはいけない」と指導するというお話です。
2本の矢を持つと、知らず知らずのうちに2本目の矢を当てにする気持ちが生じて、1本目をおろそかにしてしまうからです。
また、同じく徒然草に「高名の木登り」というお話があります。
木登り名人が、木を上っている弟子に高いところにいる時には全く声をかけないのに、低いところまで降りてきた時になって
「注意しなさい」と声かけをするというお話です。
作者がその理由を聞いたところ、「高いところでは自分自身で危ないと思って十分気を付けているから、声をかけない。
事故は低いところに来て、気が緩んだところで起こるから。」と答えたというものです。
そうです。気の緩みは、無意識に心に潜むものなのです。くどいようですが、本当に、中学・高校の2年生の2学期、要注意です。
いくら気を付けていても無意識のうちに気は緩んでしまうのです。
そんな、無意識的な気のゆるみの脱却のお手伝いができればと思っています。
後悔のまえに、教室の扉をたたいてください。