松飛台校です。
現在、小学校高学年から英語が入ってきていますが、
この時点で英語が苦手でも、中学校の英語に直結しているわけではないと思います。
英語が苦手な子は、小学校で国語が苦手なことが多いですね。
英語を分解すると、単語と文法です。
単語が苦手な子は、漢字や理社が苦手なことが多いです。
なぜかというと、「覚える」ことが苦手だからです。正確には、苦手というより、習慣がないことが多いです。
覚える習慣、学習習慣がないことが原因であるケースが多いです。
英単語を覚えていないと、文章を訳せませんし、書くこともできません。
文法を覚えていても、英単語を覚えていないと、車の運転の方法は知っているけども、タイヤやガソリンがないようなもので、動かしようがありません。
この文法自体も、前段階で課題があります。
日本語の文法が会得できていなければ、外国語の文法を会得するのは難しいでしょう。
話し言葉から覚えた日本語を文法として理解していないと、英語で名詞や動詞といわれてもピンときません。
日本語の文法を覚えることが大切です。
その日本語の文法を覚えるために、文章を読む必要がありますが、漢字が読めないと進められません。
漢字こそ、語彙力です。
今夏、生徒さんには漢検をすすめました。
この理由は、語彙力をつけることにあります。
漢検は、漢字の読み書きだけではなく、熟語も覚えます。
言葉を文法でつなぎあわせることで、文章ができます。
知らない言葉だらけでは、文章を読みよることはできません。
大学生であればピンとくるかもしれませんが、論文を読む際、専門用語の知識がないと、何が書いてあるかわかりません。
熟語は、知らなければ理解ができませんから、読み進めることで意味を想像できても、全体を把握することは難しいですね。
①まずは覚える習慣をつけること
②その習慣で漢字を覚え、語彙力を磨くこと
③そして、日本語の文法をみにつけ、文章力をつけます。
④日本語力がみについたら、英単語を覚えます。
⑤次に英文法を覚えることで、英語力が身に付きます。
①をみにつければ、用語を覚えることが多い理社でも活用できますし、数学の公式を覚えることにも役立ちます。
③までいけば、数学の文章題にも役立ちます。
数学や算数で文章題が苦手という人は、そもそも読解力が課題です。
勉強の基盤は国語と言われますが、言葉関連がわからないと、どの教科も対応できないですね。
なぜなら、すべての教科で日本語を使うからです。