松飛台校です。
題名を「勉強【も】大切」としましたが、
勉強も大切なのであって、勉強だけしていればいいわけではないということについて書きたいと思います。
教育の流れを考えてみますと、今は昔のゆとり教育があります。
ゆとり教育の要は、「学校で学べないことを学ぶために土日休み」ということにありました。
現在、ゆとり教育ではなくなりましたが、学校で学べないことを学ぶことの重要性は無くなっていません。
主体的な学びや思考力といった、創意工夫・能動性が教育に求められています。
昨今では、EQという言葉も重視されるようになりました。
私が高校二年生の時、先輩の卒業の言葉で「指示待ち族からの卒業」というワードがあったのが印象的です。
二年生だった当時は、鼻で笑ってしまっていたのですが、今思い返すと、まったくもってそうだなと思います。
言われたことをやるのは必須だとして、それだけでいいかというと、そうではないというのが大人の考えではないでしょうか?
自分で考えて、自分で動く
これが大人になったら当たり前だけども、それをしっかりと子供たちに伝承できているでしょうか?
個人的な考え方としては、これは小学生までに備えてほしいところになります。
中学生になったら、自ら動く力が大切だと思います。
それは、勉強でもそうですね。
出された課題はしっかりとやり、しっかりと出す。
でも、それ以外でも学習を行うことで、学習への理解を深めます。
そして、部活動やボランティア活動などの課外活動も行うことで、受験に役立てます。
なにより、そういった活動が人間性を高めると思います。
勉強は誰しもがすることで、誰しもできるようにします。
プラスの価値を創ることで、他の受験生と差別化できますし、大学入試の推薦で生かせますね。
部活動でも、ボランティア活動でも。
勉強の成績にプラスした価値をみにつけることが大切です。
これが主体的・能動的な人物の評価基準に合致してきます。
これは大学受験に特筆したことですが、大学が求める人物像で、
勉強だけよくできる人
という人物像はないですね。
それを社会に活かしたりできる人を求めます。
活かし方を学ぶことはできますが、学ぶよりも体感した方が速いと思います。
某私立高校の説明会で、安楽死について研究している高校生が研究発表をしてくれました。
問題意識をもって、自ら調べ、考えをまとめているのが印象的でした。
今、どれほどの人が、自ら問題を発見し、それを解消するための方法を調べ、考えをまとめられているでしょうか。
千葉県立高校の受験でも、思考力を問う問題を採用する高校が増えてきています。
暗記する時代は、終わっています。暗記したうえで、活用する時代にパラダイムシフトしています。
だからこそ、勉強【も】大事なんですね。
自分で発見し、調べ、考える。これが大切です。