こんにちは、個別指導WAM藤の木校です。
暑さの厳しいシーズンとなりましたが、藤の木校は先週から夏期講習に入りました。
自習生は毎日朝から晩までいる生徒、授業を一日に連続で受ける生徒、と大盛況です。
夏期講習で特に熱の入る高校受験生ですが、富山県の高校入試英作文は、「25字以上」など条件が設けられており、他県の入試に比して小手先だけでは解けないようにできています。
WAMでも個々の生徒に対してそれぞれに応じた対策を伝えていますが、今回は本番でどうしても英作文が作成できないときのちょっとした工夫をお伝えします!
一般的に「思う」を英語にする時に使う英語は「think」を思い浮かべる方が多いかと思います。日本語では「思う」と一言でよいのですが、英作文は同じような表現を避ける必要がある(物はThatやOne、人はHeやHerなど)ほか、英語では度合いやニュアンスの違いにより類語や表現を使い分ける必要があります。(NotやMust、Canなどの動詞の頻度に関する単語)
裏返せば、「思う」を使い分けることによりそれらしい英作文をつくることができます。
作文の構成として <1)問題提起>→<2)仮定>→<3)推定・根拠>→<4)結論> で作ってみましょう。英語で用いる動詞は全部「思う」ですが、これを使い分けます。
<1)問題提起>にはwonderを使います。wonderは「不思議に思う」「疑問に思う」という意味になります。
<2)仮定>にはassumeがよいかと思います。「推測する・仮定する」という意味です。なおassumeには「思い込んでてっきり~だと思った(過去形)」という場合にも使える単語です。
<3)推定・根拠>はguessやsupposeなどいろいろありますが、同じような表現を避けてin my opinionを使うとよいでしょう。確信があればI’m sure thatもよいかと思います。
<4)結論>には満を持してthinkかbelieveを使うとよいでしょう。
それらを活用すると、例えばこんな感じの英作文になります。
I wonder Kotatsu. - 1)問題提起(私はこたつを不思議に思う。)
I assume Kotatsu was made in Edo period. - 2)仮定(私はこたつが江戸時代に作られたと推測する。)
In my opinion, it came in the rich house in the village first. - 3)推定・根拠(私の考えでは、初めに村の金持ちの家にやってきた。)
I think everyone made it happy in that house. - 4)結論(みんなはその家でこたつで幸せになった。)
内容はでたらめです、金持ちの家にやってきたかどうかなんて知りません。内容は別として、wonder / assume / in my opinion / think を使い分けることで、それらしい英作文ができることがわかるかと思います。※一部高校英語も入っています。
もちろんいつでも使えるわけではありませんが、本番で頭が真っ白になったときにこの構成を思い出せば、あるいは「思う」の使い分け方が頭にあれば、そこそこの点数が望めるのではないでしょうか。
逆に、「思う」を英語にする場合にはこのような「不思議に思う」「推測する・仮定する」「私が思うに」「考えている」のおよそ4パターンで使い分けると、より英語らしくなるかと思います。
また、英文法で気を付けたいことは、自信の無い文法は避けるべきということです。「To」や「The」の付け忘れで減点されてしまうくらいなら自信のある簡単な文法で少し内容が曲がってしまっても、単語・文法の利用法が間違っているよりは点数につながる可能性が高いです。
英作文は決まった答えがない分練習も難しいかと思いますので、WAMの先生などに添削してもらってください!
書く試験なのでたくさん書いて慣れていきましょう!
【参考】
英語で「~と思う」っていえる?think以外で伝える「思う」の英語表現
「思う」の英語|thinkばかり使わない!12種類の使い分けや表現例
https://mysuki.jp/english-think-suppose-27307