教室ブログ

2023.07.29

夏バテに効く「あいつ」の歴史

こんにちは!兵庫県 筑紫が丘校の河合です。

 

暑い日が続きますが、皆さんは夏バテなど大丈夫でしょうか?

私は暑さにはめっぽう弱いのですが、今年はごはんをモリモリ食べて健康に過ごすことができています(・∀・)

皆さんの夏バテ対策の食べ物は何ですか?

 

夏バテに効く食べものは色々ありますが、私が推したいのはズバリ「うなぎ」です!

うなぎは疲労回復・滋養強壮に効果があると言われています。

子どもの頃は魚料理があんまり得意ではなかったのですが、

それでも晩ごはんがうなぎの時だけはめちゃくちゃテンションが上がりました⤴

(たま~にしか食べられなかったっていうのもあるかもしれませんが笑)

 

明日7月30日は今年の「土用丑の日」でもありますし、ちょっとだけうなぎの食文化の歴史についてご紹介します。

 

日本におけるうなぎの歴史は、一説によれば約5000年前の縄文時代まで遡ります。

歴史の授業で、縄文時代の人たちは「貝塚」という場所に食料の食べかすや、壊れた土器なんかを

捨てていたと習ったことを覚えていますか?

実は、縄文時代に作られたとされている数か所の貝塚からうなぎの骨が発掘されたと推測されているそうです。

しかも、うなぎの骨は自然に死んで残ったのではなく、食べた形跡のある骨だったとか。

 

またこの他にも、「万葉集」の中にもうなぎを食べていたと分かる歌集が残っています。

ということは、日本では大昔から既にうなぎを食べる習慣があったということですね(゚д゚)!

本格的にうなぎを食べる習慣が根付いたのは江戸時代になってからです。

当時は、徳川家康が江戸の発展を目指してどんどん開発を進めていた頃です。

その際に、干拓によってできた湿地にうなぎが住みつくようになったことから、

うなぎは労働者の食べ物へと定着していきました。

うなぎは今でこそ値段が高いイメージがあるのですが、昔は庶民でも手軽に食べられたんですかね。

うらやまし~ぃ(;´Д`)

 

さらに土用の丑の日にうなぎを食べる習慣がついたのは諸説ありますが、

その中には「平賀源内が発案した」という説があるそうです。

平賀源内といえば、エレキテル(摩擦起電機)を発明した人として有名ですね!

その説によると、夏にうなぎが売れないと困るうなぎ屋の店主に相談された平賀源内は、
それなら”本日丑の日”という張り紙を店に貼れば良いじゃんとアドバイスしたそうです。

もともと、「丑の日には【う】から始まるものを食べると健康で過ごせる」という風習があったみたいですね。

実際にやってみたところ、うなぎ屋は大繁盛しました。張り紙効果半端ないですね笑

これを見た他のうなぎ屋もこぞって真似するようになり、

結果的に「土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習が定着したというわけです。

 

今回ご紹介したように、うなぎは昔から日本人に親しまれてきた食べものです。

もちろん、ただ食べるだけではなくうな重やかば焼き、ひつまぶしなど様々な調理方法があるのも魅力ですね。

今度もしうなぎを食べる機会があれば、その歴史に思いを馳せながらいただくとまた違った楽しみ方があるかもしれませんね(^^)/

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