<経済活動の主体>
①企業(生産)
家計から労働力や投資や代金を得、
商品(財やサーヴィス)を生産、
家計に販売します。
政府には税金を払い、
対価として公共サーヴィスを受けます。
②家計(消費)
企業に労働力や資本や代金を提供、
対価として企業から賃金を得、
可処分所得の範囲内で
企業から商品を購入します。
政府には税金を払い、
対価として公共サーヴィスを受けます。
③政府(企業と家計の調整)
企業・家計から税金を取ります。
その対価として、
警察などの公共サーヴィスを
企業・家計に提供します。
<企業の種類>
企業は、
・私企業
・公企業
・公私合同企業
に分けられます。
さらに「私企業」は、
・法人企業
・個人企業
に分けられます。
さらに「法人企業」は、
・株式会社(有限責任)
・合名会社(無限責任)
・合資会社(有限+無限)
などに分けられます。
かつてあった「有限会社」は、
2006年の会社法の制定で
廃止されました。
<株式会社>
株式会社とは、
企業が資本金を、株式という形で
株主(有限責任が原則)から
出資してもらい、
企業は見返りとして、
利益の一部を配当として
株主に還元する仕組みです。
株式会社の元祖は
17世紀のオランダ東インド会社です。
株主総会(1株1票)で
取締役が選任されます。
大企業は「所有(株主)と
経営(取締役)の分離」が基本で、
一般に株主は経営にはノータッチです。
<コーポレートガバナンス>
企業統治のことを
「コーポレートガバナンス」と言い、
過半数を占める「社外取締役」が、
会社経営を監督します。
<CSR>
企業の社会的責任のことを、
corporate social responsibility
(略してCSR)と言います。
・メセナ
(企業による文化芸術活動)
・コンプライアンス
(法令遵守)
(情報開示=ディスクロージャー)
(説明責任=アカウンタビリティ)
・環境への配慮
などです。