【社会主義】
<空想的社会主義>
オーウェンのニューハーモニー村。
<科学的社会主義>
マルクス。
唯物論(物質重視、⇔観念論)
+ヘーゲルの弁証法
=弁証法的唯物論。
=資本家⇔労働者⇒社会主義革命。
下部構造=生産活動、
上部構造=精神活動、
下部が上部を規定する。
<社会民主主義>
議会を通じて漸進的に社会改革、
暴力革命や共産党一党独裁を否定。
修正主義。ベルンシュタイン。
イギリス労働党の源流。
【実存主義】
主体的真理。自分にとっての真理。
産業革命で社会と人間の関係が逆転。
<キルケゴール>
死に至る病=絶望。婚約破棄。
美的実存・倫理的実存・宗教的実存。
ヘーゲルの「あれもこれも」
ではなく「あれかこれか」。
<ヤスパース>
限界状況(死・苦悩・争いなど)は、
包括者(神)の存在を感じる契機。
<ハイデガー>
死という宗教のテーマを哲学に。
現存在
(人間は存在を考える唯一の存在)。
世界-内-存在
(放り込まれた世界に逆らえない)。
ダス=マン(死から目を背ける)。
<ニーチェ>
ルサンチマン
(キリスト教は恨み嫉みの宗教)。
「神は死んだ」
(ニヒリズム=虚無主義)。
永遠回帰
(無価値な人生が繰り返される)。
「超人」
(現実を肯定し、運命を創造する)。
<サルトル>
無神論。実存が本質に先立つ。
自由の刑(自由から逃れられない)。
アンガージュマン(社会参加)。
【プラグマティズム】
イギリス経験論の系譜。
実用主義。道具主義。相対的真理。
19世紀アメリカの生まれの哲学。
創始者はパース、大成者はデューイ。
創造的知性。問題解決学習。
【フランクフルト学派】
ナチズムの最盛期のドイツ。
メンバーのほとんどがユダヤ系。
ナチズム・管理社会批判。
西洋近代思想は「大いなる啓蒙運動」、
外なる自然を科学技術で、
内なる自然を道徳や教育で支配したが、
理性が批判的理性から
道具的理性へシフトしてしまい、
「野蛮への退行」をしてしまった。
<フロム>
「自由からの逃走」。
権威主義的性格
(人間は自ら権威に服従してしまう)。
サディズム=他者を服従させたい、
マゾヒズム=他者に服従したい、
が同居、上に従順で下に厳しい。
<ハーバマス>
システム>生活世界(公共性)。
生活世界の植民地化。
自由で対等な対話の復活を志向。
【構造主義】
<ストロース>
人間を社会構造を通じてとらえる。
西洋を絶対視する風潮への批判。
<フーコー>
ポスト構造主義。
社会システムによる抑圧を批判。
狂気の疎外。
<デリダ>
反人間主義者。脱構築。
二項対立・ロゴス中心主義を批判。
【正義論】
<ロールズ>
公正としての正義。
無知のヴェールに包まれた原初状態。
公平な機会均等の原理
(自由追求の権利を平等に持つ)
>格差の原理
(格差を認めつつ是正努力もする)。
【その他】
<サイード>
オリエンタリズム(西洋>東洋)批判。
<セン>
アジア初のノーベル経済学賞受賞者。
ケイパビリティ(潜在能力)。
人間の安全保障。