教室ブログ

2023.07.21

【倫理】④西洋現代哲学

【社会主義】

<空想的社会主義>

オーウェンのニューハーモニー村。

<科学的社会主義>

マルクス。

唯物論(物質重視、⇔観念論)

+ヘーゲルの弁証法

=弁証法的唯物論。

=資本家⇔労働者⇒社会主義革命。

下部構造=生産活動、

上部構造=精神活動、

下部が上部を規定する。

<社会民主主義>

議会を通じて漸進的に社会改革、

暴力革命や共産党一党独裁を否定。

修正主義。ベルンシュタイン。

イギリス労働党の源流。

 

【実存主義】

主体的真理。自分にとっての真理。

産業革命で社会と人間の関係が逆転。

<キルケゴール>

死に至る病=絶望。婚約破棄。

美的実存・倫理的実存・宗教的実存。

ヘーゲルの「あれもこれも」

ではなく「あれかこれか」。

<ヤスパース>

限界状況(死・苦悩・争いなど)は、

包括者(神)の存在を感じる契機。

<ハイデガー>

死という宗教のテーマを哲学に。

現存在

(人間は存在を考える唯一の存在)。

世界-内-存在

(放り込まれた世界に逆らえない)。

ダス=マン(死から目を背ける)。

<ニーチェ>

ルサンチマン

(キリスト教は恨み嫉みの宗教)。

「神は死んだ」

(ニヒリズム=虚無主義)。

永遠回帰

(無価値な人生が繰り返される)。

「超人」

(現実を肯定し、運命を創造する)。

<サルトル>

無神論。実存が本質に先立つ。

自由の刑(自由から逃れられない)。

アンガージュマン(社会参加)。

 

【プラグマティズム】

イギリス経験論の系譜。

実用主義。道具主義。相対的真理。

19世紀アメリカの生まれの哲学。

創始者はパース、大成者はデューイ。

創造的知性。問題解決学習。

 

【フランクフルト学派】

ナチズムの最盛期のドイツ。

メンバーのほとんどがユダヤ系。

ナチズム・管理社会批判。

西洋近代思想は「大いなる啓蒙運動」、

外なる自然を科学技術で、

内なる自然を道徳や教育で支配したが、

理性が批判的理性から

道具的理性へシフトしてしまい、

「野蛮への退行」をしてしまった。

<フロム>

「自由からの逃走」。

権威主義的性格

(人間は自ら権威に服従してしまう)。

サディズム=他者を服従させたい、

マゾヒズム=他者に服従したい、

が同居、上に従順で下に厳しい。

<ハーバマス>

システム>生活世界(公共性)。

生活世界の植民地化。

自由で対等な対話の復活を志向。

 

【構造主義】

<ストロース>

人間を社会構造を通じてとらえる。

西洋を絶対視する風潮への批判。

<フーコー>

ポスト構造主義。

社会システムによる抑圧を批判。

狂気の疎外。

<デリダ>

反人間主義者。脱構築。

二項対立・ロゴス中心主義を批判。

 

【正義論】

<ロールズ>

公正としての正義。

無知のヴェールに包まれた原初状態。

公平な機会均等の原理

(自由追求の権利を平等に持つ)

>格差の原理

(格差を認めつつ是正努力もする)。

 

【その他】

<サイード>

オリエンタリズム(西洋>東洋)批判。

<セン>

アジア初のノーベル経済学賞受賞者。

ケイパビリティ(潜在能力)。

人間の安全保障。

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