約4500年前。
メソポタミア・エジプトから少し遅れ、
インドでもインダス文明が興りました。
しかしインダス文字が未解読で、
いまだにナゾの多い文明です。
その後、アーリア人と呼ばれる人々が
インドに移動してきます。
そして「バラモン教」と呼ばれる宗教、
および「カースト制」「輪廻」
の概念を作ります。
そして反バラモンとしての「仏教」が、
ガウタマ=シッダールタにより誕生。
「縁起」(人間は関係性の中で存在)、
「空」(人間に実体はない)、
「解脱」(輪廻・煩悩からの解放)、
が要諦の宗教です。
インドの最初の王朝は「マウリア朝」、
仏教王朝です。
次は「クシャーナ朝」、
同じく仏教王朝です。
ナーガールジュナにより
「大乗仏教」(万人の救済)が
体系化されます。
また、ヘレニズム文化として、
ガンダーラ美術が栄えます
(ギリシア風の仏像)。
次は「グプタ朝」。
この頃「ヒンドゥー教」
(バラモン教+民間信仰)が浸透、
仏教を駆逐していきます。
仏教は発祥の地・インドより、
東南アジア(上座部仏教)、
東アジア(大乗仏教)で人気が出ます。
次は「ヴァルダナ朝」。
唐から玄奘と義浄が仏教修行に来ます。
その後7世紀~13世紀ごろまで、
多数の地方政権が乱立する
分裂状態が続きます。
そして、インドは、
バラモン教⇒仏教⇒ヒンドゥー教を
経て、いよいよイスラーム化します。
「デリー=スルタン朝」と呼ばれます。
そして、
オスマン・サファヴィー朝と並ぶ
イスラーム帝国である
「ムガル帝国」が誕生します。
モンゴルの血を引くティムールの
子孫を名乗るバーブルが建国しました。
皇帝アクバルは
イスラームとヒンドゥー教徒の
融和を図りましたが、
その後の皇帝アウラングゼーブは、
ヒンドゥー教徒への
ジズヤ(人頭税)を復活しました。
そしていよいよ、
イギリスの影が迫ってきます…。
最後に簡単に朝鮮半島について。
⇒三国鼎立
(新羅・百済・高句麗)
⇒新羅が半島を統一
(唐と連合し百済・日本を破る)
⇒高麗が半島を統一
(モンゴルに降伏)
⇒李氏朝鮮が半島を統一
(ハングル=「訓民正音」)
⇒豊臣秀吉による猛攻に耐える
(明はその援助で滅亡を早める)
⇒清の属国に
(日清戦争で独立、大韓帝国へ)
⇒日本による占領を受ける
(日露戦争での日本の勝利が契機)
⇒大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国
(朝鮮戦争は米 vs 中ソの代理戦争)