教室ブログ

2023.07.08

【世界史】【ストーリー⑥インド・朝鮮】

約4500年前。

メソポタミア・エジプトから少し遅れ、

インドでもインダス文明が興りました。

しかしインダス文字が未解読で、

いまだにナゾの多い文明です。

 

その後、アーリア人と呼ばれる人々が

インドに移動してきます。

そして「バラモン教」と呼ばれる宗教、

および「カースト制」「輪廻」

の概念を作ります。

 

そして反バラモンとしての「仏教」が、

ガウタマ=シッダールタにより誕生。

「縁起」(人間は関係性の中で存在)、

「空」(人間に実体はない)、

「解脱」(輪廻・煩悩からの解放)、

が要諦の宗教です。

 

インドの最初の王朝は「マウリア朝」、

仏教王朝です。

 

次は「クシャーナ朝」、

同じく仏教王朝です。

ナーガールジュナにより

「大乗仏教」(万人の救済)が

体系化されます。

また、ヘレニズム文化として、

ガンダーラ美術が栄えます

(ギリシア風の仏像)。

 

次は「グプタ朝」。

この頃「ヒンドゥー教」

(バラモン教+民間信仰)が浸透、

仏教を駆逐していきます。

仏教は発祥の地・インドより、

東南アジア(上座部仏教)、

東アジア(大乗仏教)で人気が出ます。

 

次は「ヴァルダナ朝」。

唐から玄奘と義浄が仏教修行に来ます。

その後7世紀~13世紀ごろまで、

多数の地方政権が乱立する

分裂状態が続きます。

 

そして、インドは、

バラモン教⇒仏教⇒ヒンドゥー教を

経て、いよいよイスラーム化します。

「デリー=スルタン朝」と呼ばれます。

 

そして、

オスマン・サファヴィー朝と並ぶ

イスラーム帝国である

「ムガル帝国」が誕生します。

モンゴルの血を引くティムールの

子孫を名乗るバーブルが建国しました。

皇帝アクバルは

イスラームとヒンドゥー教徒の

融和を図りましたが、

その後の皇帝アウラングゼーブは、

ヒンドゥー教徒への

ジズヤ(人頭税)を復活しました。

そしていよいよ、

イギリスの影が迫ってきます…。

 

最後に簡単に朝鮮半島について。

⇒三国鼎立

(新羅・百済・高句麗)

⇒新羅が半島を統一

(唐と連合し百済・日本を破る)

⇒高麗が半島を統一

(モンゴルに降伏)

⇒李氏朝鮮が半島を統一

(ハングル=「訓民正音」)

⇒豊臣秀吉による猛攻に耐える

(明はその援助で滅亡を早める)

⇒清の属国に

(日清戦争で独立、大韓帝国へ)

⇒日本による占領を受ける

(日露戦争での日本の勝利が契機)

⇒大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国

(朝鮮戦争は米 vs 中ソの代理戦争)

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