こんにちは!磐城駅前校です。本日も一人でも多くの方の目に届くことを願い、
投稿させていただきます。
前回の続きです。
失敗とは「恐怖・恐れ」であり「傷つき」であるという事です。
人間には自己防衛本能が宿っています。人間の心は傷付く事を常に恐れています。
そのような状態で新しい事にチャレンジしようとしたとき、自己防衛本能が働き「めんどくさい」や「逃げたい」という感情を湧き起こします。このような感情の事を「代理感情」いいます。
結果、「今は会社員で一定の収入があるからいいや」だったり「あと数年してお金をためてからでいいや」なんて言う具合に先延ばしにしてしまうんですね。
しかし、葛藤が毎回毎回定期的にやってきます。何故葛藤が生まれるかと言うと「本当はそれが欲しい」と思っているからです。必要が無ければ葛藤しませんから、当然と言えば当然ですね。
勉強に置き換えてお話をしてみます。前回の定期テストの結果は思わしくなかった。今回の定期テストでは何とか挽回したいとします。
前回は1週間前から勉強を始めたからよくなかったんだ。学校の提出物に追われていたからよくなかったんだ。風邪を引いたから、部活があったから・・・などと出来なかった理由をあたかも正当化するような言い訳が浮かぶとしますよね。
じゃあ、「それを改善し行動を変えよう」と、素直にできないのが人間であります。
つまり「今回は〇〇だから」「あの時は○○だったから」などという、正当化する理由を無限に沸かせ、しなくてもいい理由を持ち出すのが人間であるという事です。
じゃあどうしたらいいのかと言うお話ですが、結論ですが「勉強しないという事をした」という観点を持って見てください。言い方を変えると「勉強をしなかったという行動を取った」という事です。難しいでしょうか?
アドラー心理学の根底にありますのが「目的論」です。つまり「ある目的が先にあり、後の行動を決める」という事です。
所謂「クレーマー」っていますよね。そのような方たちは「怒る事」を目的にしています。言い方を変えると「怒る為に相手の欠点を探している」という事が深層心理で起きています。
例えばレストランなどで水を出すのが遅い、料理提供が遅い、店員さんの愛層が悪い。一見気にしなければなんてことない事柄に対しても、怒る事を「目的」にしていますから、怒る為なら理由なんて何でもいいのです。クレーマーは無意識で「怒る目的」を探しているという事です。
ちなみに、クレーマーに対して正論を突き付けても必ず否定します。何故なら、本人はその事に気が付いていないからです。クレーマーは「水を出すのが遅いアイツが悪いんだ」と言いますが、実際は「怒りたい人」だという事ですね。
ちなみにフロイトが提唱する心理学は「原因論」です。つまり「原因があって結果がある」という観点が根底にあります。従ってフロイトが提唱する心理学では「トラウマ」を許します。しかしアドラー心理学では「トラウマ」を許しません。
トラウマは自分が作り出した「体のいい言い訳」として処理します。その理由は、前述しました「目的が先にあるから」だという事です。私がいつもお話している心理のお話は「アドラー心理学」がベースになっているという事です。
少し難しいお話になりましたでしょうか。
次回に続きます。