こんにちは。Wam隅の浜校です。
英検準2級にチャレンジする当校の中3~高1生から、リーディング問題が難しい、特に長文問題は、過去問をやってみたけど、ボロボロだった、と嘆きの声を聞く事があります。
基礎となる単熟語力、文法力をしっかりと身につけることが重要であることは言うまでもありません。ですが、英検に限らず、高校入試や大学入試の英語問題には、共通した解き方のコツ、テクニックがあります。時間がたっぷりとあるのなら、自分流にじっくり読んで、内容を把握して、各設問を解き始めても構いせんが、高校入試も、大学入試も、英検も全て与えられた時間は短く、正に時間との戦いです。解法のコツ、テクニックを習得していなければ、時間内に全ての問題を解く事は、まず不可能といっていいでしょう。
今日は、Wam隅の浜校の英検準2級対策の授業でも指導している読解問題の基本的な取り組み方についてお話をします。
読解問題で、一番大切なことは、パラグラフ毎の要点を整理して、全体の要約を掴むことです。知らない単語があっても、驚いたり、慌ててはいけません。あなたが知らない単語は、他の人も大抵は知らない単語です。知らない単語があっても、飛ばして読んでいきましょう。品詞は何か?を考えたり、前後の文章から単語の意味を推測してみましょう。次の文章、もしくは、前後の文章に、その単語の言い換えがあることも多いです。大切なことは、知らない単語がある=長文が理解出来ないという『負の思考』を捨てさることです。
もう一つ、大切なことは、意味を取りながら読んでいきますが、必ずその内容を頭でイメージしながら読んでいきましょう。これは、本当に大切です。イメージしながら読むことで、頭の中にその英文がビジュアル化されます。わからない単語も内容をイメージ化することで、予測しやすくなります。また、ただ読むだけよりも、ビジュアル化すれば、記憶に長く残ります。記憶にしっかりと残ることで、設問を読んで、また本文を読み返す必要が無くなるのです。如何に短時間で解答を仕上げるか?時間との戦いを克服するには、このイメージ化は効果大!是非、実行して下さい!
文章全体の要点を掴むことに加えて、もう一つ大切なことは、本文以外の箇所、冒頭の解説文、脚注文や脚注の単語解説、図やグラフなども注意して目を通しましょう。本文の内容を把握するヒントが隠されています。高校入試の長文問題は、脚注の単語解説がたくさんあります。中学で習った単語だけでは、入試問題に適した問題文が作れないことが、その理由です。本文を読みながら、脚注単語を見るのではなく、最初に見ましょう。脚注単語訳を見る事で、本文のおおまかな内容が推測できます。書かれている内容を事前に理解して本文を読んでいくことは、無の状態から読んでいくことと比べると、格段に有利になります。