小難しいお話ですが、マズローの欲求5段階説(マズローの欲求階層説)を活用して、仕事や勉強のやる気を取り戻すための対処方法についてご紹介いたします。
まず一番目。最も階層の下にあるのが生理的欲求です。生理的欲求が満たされていなければ、やる気がそがれてしまいます。十分な睡眠を確保し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。体調を整えなければやる気を出す事はできません。より良いパフォーマンスを発揮するために体調管理を徹底しましょう。
そして二番目に安全性と安定性の確保です。安全な環境や安定した生活を保つことが必要不可欠です。友達や家族間での人間関係でトラブルがあったり、学校や職場で危険を感じていたり、心配事を抱えていると、仕事や勉強に集中する事はできません。安全な場所や環境を整えなければはじまりません。自分自身で解決できなければ、信頼できる人に相談するようにしましょう。
そして3番目。社会的欲求です。 人間関係やコミュニティに積極的に関わることで、モチベーションを高めることができます。仕事や勉強においては、同僚や仲間と協力し合ったり、サポートを求めたりすることで、やる気が湧くことがあります。一人だけで問題・難題を抱えているとかえってやる気を喪失してしまい仕事や勉強を遠ざけてしまう事があります。周囲の人に助けを求めたり、あるいは時には周囲の人を助けながらモチベーションを高めていきましょう。
4番目は承認欲求です。 他者の評価を得て、成長の機会を確保することがとても重要です。自身の成果や進歩を振り返り、認めてもらう事でやる気を高めることができます。上司や同僚や家族や友人に時には相談しながら適切に評価してもらう事が重要です。あるいは他者を承認してあげる事によって、あなた自身も承認してもらう事ができます。頑張った事を認めてもらう事も時にはやる気を保つ重要な要素の一つになります。最後に自己実現の欲求です。今までご紹介した欲求が一つ一つ満たされる事により、自分自身の可能性を追求し、自己成長を目指したいと思うようになります。ここまで到達できれば、学習や仕事はやらされるのではなく、自分自身の意志で能動的やれる可能性が高まります。自己実現欲求を出せるように、自分自身をしっかりコントロールしていきましょう。
また、以下の点にも注意して取り組みましょう。
マズローの欲求5段階説は人間の欲求に関する理論ですが、個人によって優先順位や重要度は異なる事もあるようです。自分自身の欲求やニーズを理解し、バランスの取れたアプローチを試してみてください。
私も生徒さんや講師の皆さんに活躍してもらうために、学び行動していきたいと思います。