高校倫理は、哲学・心理学・宗教・倫理学など様々な人文学の観点から、人間について学ぶ科目です。
現代社会が直面する倫理的な課題についても勉強します。
身近な問題に対して社会的な判断力を培うことが意図されています。倫理は人間のあり方や生き方について考える人間学の一分野です。
高校倫理では、様々な人物や思想を学びます。宗教家や哲学者などです。その哲学者の生涯や思想を学びます。
例えば、ソクラテス。ギリシャの哲学者ソクラテスは、真理を求めることを信念として活動し、自身の無知を認める「無知の知」の考えを持っていました。ソクラテスは自身の思想を書籍に残しておらず、代わりに弟子のプラトンが『ソクラテスの弁明』などを通じてソクラテスの思想を伝えました。また、彼は問答法を用いて相手に真理追求の手助けをする方法を提唱していました。
このような事を高校の倫理では学びます。倫理で学ぶ思想や哲学が分かりづらいと感じる人も多いかもしれませんが、倫理を学ぶことは複雑な現代社会の道徳的・倫理的な問題を理解する方法であり、道徳的な人生を生きるためのとても重要なスキルなのかもしれません。是非前向きに学んでみてください。