志望校を決める際、偏差値で決めてはいけません。以前は、志望校の偏差値と自分の偏差値とを見比べて決める生徒が多くいました。しかし、学校も個性化が進み、偏差値だけではその学校の良さが分からない時代です。偏差値はあくまでも入試での合格可能性を測るための指標でしかありません。
では、「よい学校」とはどのような学校なのでしょうか?「よい学校」とは、「波長の合う学校」だと思います。「波長の合う学校」とは抽象的ですが、多くの生徒は志望理由に「校風がよいと思った」と言っていることが多いのです。その学校の風土・雰囲気等が合うということではないでしょうか。
「校風」とは、「その学校の風土・雰囲気」です。高校それぞれに歴史があります。その中で時間の経過とともに伝統となり、大事にされてくる理念のようなものがあります。これをベースに「自由な校風」、「校則が厳しい校風」、「部活を制限して学習時間を確保し、進学を最優先に考える」、等と各学校の個性が出て来ると思います。
学校説明会や学校見学会では、その学校の個性を見極めることが重要となります。「校則が厳しくても、きちんとした秩序の中に身を置く方が安心する」という生徒と、「人からルールを押し付けられると窮屈に感じてしまう」という生徒が、同じ学校に入った場合の居心地は全く異なってきます。学校別説明会や学校見学会では、先生の発言・在校生の友だち同士の会話等、具体的なコミュニケーションシーンを見ておくとその学校についてよく分かります。
次に意識をするのは、自分の長所を伸ばせる学校かということです。個性重視の時代、与えられたレールの上を走るというよりも、自分が何をやりたいのか、自分の長所は何かを理解をし、それを伸ばせる環境を選ぶことが重要です。自分の長所が分からない場合は、自分の好きなことを考えるといいかもしれません。部活動の吹奏楽が大好きであれば、吹奏楽部をのぞいてみます。コンクールで金賞を目指して、厳しい指導者の下で必死に練習している部活を選ぶか、コンクールも大事だけれども音楽を楽しむことを大事にして、そこまで必死になっていない部活を選ぶか、どっちを選ぶかは人それぞれだと思います。居心地の良い、自分のやりたい方に合っている部活動・学校を選ぶことが重要です。
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