こんにちは西川です。
本日はお笑い芸人であり絵本作家でもある キングコング西野亮廣さんの
言葉を紹介させていただきます。
なぜ20代で生まれた差が一生かけても取り戻せないのか?
理由は至極シンプルです。
学生さんは、あまりピンとこないかもしれないけど、
まず、だいたい30代になってくると、結婚している人が増える。
すると、家族に充てる時間以外で、仕事で結果を出さなきゃいけなくなる。
そうすると、友達は「利害関係」のある友達しか残らなくなるんだよね。
ここでいう「利害関係」というのは金銭だけじゃなくて、
「知識」や「気づき」をくれる相手も対象になります。
もう一点。
30代、40代になってくると、頑張っている人は、出世して、それなりのポジションに就く。
自分の決定で、売り上げを作らなきゃいけないポジションに就くんです。
となると、ここでも「利害関係」が成立している人としか関わらなくなる。
「20代をゆっくり過ごしてきて、30歳にもなって、まだ何者にもなれていない人」は、その時点で、付き合う候補から外されちゃうんだよね。
「20代をゆっくり過ごしてきて、30歳にもなって、まだ何者にもなれていない人」に残された友達候補は、「20代をゆっくり過ごしてきて、30歳にもなって、まだ何者にもなれていない人」で、残念ながらその人は「決定権」を持っていない。
あと、会社や社会は、「何者でもない30代」にチャンスは与えないんだよ。
どのみちリスクをとって「何者でもない人」にチャンスを与えるのであれば、
「何者でもない20代」に与えた方が、期待値が大きいので。
これは僕の肌感ですが、「大学卒業までに生まれた差」というのは、
20代で本気を出せば余裕で巻き返せるのですが、
「20代で生まれた差」というのは、一生かけても巻き返せない。
「後で頑張ればいい」と思っても、20代より後は、そもそも打席に立たせてもらえないんです。
待っているのは、成功者を妬み続ける人生です。
ちょっとゾッとしますよね。
なので、世間では耳馴染みの良い言葉が溢れていますが、
現場でバキバキにやっている人間から言わせていただくと、あんなのはガン無視した方がいいです。
もちろん身体を壊してしまうと元も子もないので、そこだけは気をつけて。
先ほども申し上げましたが、今、ニューヨークに来ていて、
いろんな国から集まったスタッフと一緒にいるのですが、
そこにはウチの若手スタッフもいるんですね。
今、24〜5歳だと思います。
まだまだ未熟ですが、しかし、そのシーンの一線で戦っている多くのスタッフが彼に力を貸していて、
その理由を聞くと、一番最初に出てくるのが「若いから」なんです。
「若い」というのは、それだけ価値があるんです。
「伸びシロがある」ということは、「投資価値がある」ということなので、
皆、若い人間にアレやコレやと教えるし、チャンスを与えるんですね。
だけど、これが30歳になると一気に無くなる。
「30歳で、ここって、ことは、この人はあまり伸びないのね」
と判断されて、打席から外されるんです。
なので、20代はとにかくガムシャラに働いた方がいいと思います。