教室ブログ

2023.05.26

広がる教育格差

松飛台校です。

広がる教育格差「最後の手段」に手をつける家庭が増えている…高収入なら塾代など大幅増の一方で

 

物価高やコロナ禍による経済状況の悪化で、塾代を削るご家庭が多いというニュースです。

学習塾を行う当事者としては、他人事ではありません。

 

教室長の私自身も、例外ではなく、家計は厳しい環境で育ちました。

とりわけ、教育熱心な家庭で育ったものの、厳しい家計の状況から、両親も苦労していたのを思い出します。

 

私自身、大学も大学院も奨学金ですので、返済をしている最中ではありますが、

それでも選択は間違っていなかったように感じています。

 

家計が厳しいのはよくわかっていましたので、高校を卒業したら働こうと思っていましたが、

両親からの強い勧めで、進学をしました。

 

その進学のおかげさまで今がありますので、奨学金の返済はありますが、良かったと思っています。

もちろん、それどころではないご家庭があるのも重々承知の上ではあります。

 

この記事では、「塾代をたくさんかけないと学べない」というところにシフトがおかれているように思えます。

確かに、塾に通えば、授業カリキュラムが組まれ、指導も受けられますから、学ぶことはできます。

 

しかし、一番大切なのは、学ぶ姿勢だと思います。

どんなに良い講師に指導を受けようと、授業中に寝ていたり、宿題をやってこないようでは、成績はあがりません。

講師に指導を受けなくても、自学習がしっかりしていれば、学力はあがります。

 

自学習をしていれば上がりますが、“何を”“どう”学ぶかが大切です。

この点については、以前の記事「「自習をしなさい」といわれたら」をご覧いただければと思います。

 

何を、どう、学ぶかという対象と方法を押さえていないと、自学は難しいのが現状です。

そうなると、授業を受けるほかありません。

授業を受ける数が多ければ多いほど、金額も高くなるのは必須です。

 

もちろん、受験などの際には、自学のみでは難しいこともあります。

学習計画の徹底や問題解説が必要なこともあります。

 

すべてを自学で補うのは難しいですが、必ずしもすべてを授業で補う必要はありません。

バランスが大切です。

 

成績は勉強の量と質、そして、モチベーションのかけ算で出ます。

どれかがゼロやマイナスでも、結果は望ましいものではありません。

どこの係数を大きくするか。これが大切です。

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