【中世】
<ムハンマド登場>
⇒メッカ(サウジアラビア)生まれ
⇒イスラームを創始
⇒唯一神アッラーの前での平等
⇒聖典:コーラン
⇒偶像崇拝を否定
⇒宗教が政治や生活と密接な関係
⇒聖遷(メッカ⇒メディナ)
<正統カリフ時代>
・ムハンマドの後継者:カリフ
・最初の4代は選挙
・ウマイヤ朝以降は世襲
・ビザンツからシリアとエジプトを奪う
・4代カリフのアリーが暗殺される
<ウマイヤ朝>
・イスラームの分裂
①スンナ派(多数派、話し合い)
②シーア派(少数派、血統、主にイラン)
・勢力拡大
⇒中央アジアからイベリア半島まで)
・アラブ帝国
⇒アラブ人と非アラブ人を差別
<アッバース朝>
・真のイスラーム帝国
⇒イスラーム教徒であれば平等
⇒人頭税(ジズヤ)は全員免除
⇒土地税(ハラージュ)は全員課税
⇒マワーリー(改宗者)を厚遇
・8世紀には全盛期
⇒首都バクダードは人口100万人
⇒アラビアン=ナイト(千夜一夜物語)
⇒タラス湖畔の戦いで唐に勝利
(製紙法が伝わる)
・9~10世紀になると衰退へ
⇒マムルーク(トルコ人奴隷)の台頭
<ブワイフ朝>
・イラン人のシーア派王朝
(十二イマーム派)
・カリフより大アミールの称号
(のちのスルタンと同義)
・セルジューク朝により滅亡
<セルジューク朝>
・トルコ人のスンナ派王朝
・カリフよりスルタンの称号
(イスラム世界の世俗君主)
⇒カリフ支配の形骸化
・スーフィズムの理論化
(イスラーム神秘主義)
・西アジア進出が十字軍の発端に
⇒第1回十字軍では敗北
(聖地奪還を許す)
(十字軍国家=イェルサレム王国建国)
(背景にイスラーム世界の分裂)
(セルジューク vs ファーティマ)
・モンゴルにより滅亡
⇒イル=ハン国成立へ
<ファーティマ朝>
・エジプト、初のシーア派王朝
(イスマーイール派)
・スンナ派のセルジューク朝と抗争
・カリフ鼎立へ
①アッバース朝
②ファーティマ朝
③後ウマイヤ朝
・首都カイロ
⇒バクダートに代わって中心都市に
・サラディンがアイユーブ朝を樹立
<アイユーブ朝>
・エジプト、スンナ派政権
(英雄サラディン(トルコ人)が建国)
・キリスト教徒から聖地を奪還
(英雄サラディンの活躍)
・エジプトからシリアにおよぶ大王朝
・マムルーク朝により滅亡
<マムルーク朝>
・エジプト、スンナ派政権
(トルコ人=マムルークが建国)
・16世紀初頭までイスラーム最大勢力
(メッカ&メディナを支配)
・黒死病(ペスト)流行で人口減少
・オスマン帝国により滅亡