【平沼騏一郎】(枢密院)
~政治感覚は乏しい国粋主義者~
・ノモンハン事件
⇒張鼓峰事件に続きソ連に惨敗
・統制経済
⇒米穀配給統制法
⇒国家社会主義的な経済政策
・独ソ不可侵条約
⇒「欧州情勢は複雑怪奇」と平沼退陣
⇒日本の同盟国のドイツが
仮想敵国のドイツと不可侵条約
⇒ポーランド侵攻はソ連と無関係と
ドイツはソ連を油断させるため
⇒平沼は外交の
「本音と建前」が理解出来ず
⇒「親米英」から「親独逸」に至る
日本人の「西洋かぶれ」を批判
平沼は東大を主席で卒業し、
大審院長、枢密院議長、内閣総理大臣
を務めたスーパーエリートです。
幸徳秋水に死刑を求刑した
検事でもありました。
上杉慎吉の「天皇主権説」に連なる、
強烈な国粋および天皇主義者。
リベラルな元老・西園寺公望や、
ナチスに憧れる近衛に批判的でした。
最期はA級戦犯として終身刑。
自民党の重鎮・平沼赳夫は養子。