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2023.04.21

教室長から見た、それぞれの合格ストーリー②

Aさん

合格高校:黒羽高校(一般選抜)

受講科目:数学

入塾時期:中3 10月頃

入塾時実力テスト:

(数学)16点(5教科)142点

一般選抜試験:

(数学)43点(5教科)216点※自己最高

 

去年の秋に入塾したAさん。初めての場所がとても苦手なため、お母さんに塾を勧められても、「塾には絶対に行かない」と言っていたようです。電話での問い合わせがあった後、当塾の場所がお家から近いことを知ったお母さんがAさんを連れ、直接資料を貰いに来てくださいました。Aさんは車から降りて来ませんでしたが、逆に私から車内で待っているAさんの元へ挨拶しに行くと、直接会ったことで少し安心してくれたみたいです。Aさんの塾へのモチベーションも前向きなものに変わり、高校受験に向けて一緒に頑張って行くこととなりました。

Aさんは普段、英語と数学は特別支援クラスで授業を受けているため、通常クラスの皆に比べて内容の進みが遅く、定期テストの問題も異なっていました。しかし、志望校は県立の高校。皆と同じ試験を受けなければなりません。また、1年生の頃に県外の病院で長期入院していた時期があるため、抜けている単元もありました。

その中で、どんな受験勉強を行っていくかをAさんとお母さんと相談した結果、数学の授業を受けてもらうことにしました。入塾当初の実力テストでは20点前後だった数学ですが、結果の詳細を見てみると、基本の計算問題の正答率が高い傾向がありました。学校で教わった基本問題がしっかり定着しており、計算プリントや定期テストのための勉強を真面目にやっていたんだな、というのが伝わりました。コツコツ積み上げてきた成果が、きちんとテストの結果に現れていたのです。知っている問題はできるという特徴が見えたので、数学に伸びしろを感じました。

大問1の基本問題と、大問2以降のそれぞれ(1)を、確実に点数にする、という目標の元、授業を行っていきました。授業をしてみると予想通り、(1)レベルの問題は難なくクリアし、最初はできなくても、1回教えるとすぐに解けるようになりました。これはかなりの強みです。

また、中3の数学では、後半に円周角の定理や三平方の定理を習います。栃木県ではこれらの問題はほぼ100%出題されますが、Aさんが数学の授業を受けている特別支援クラスでは、そこまで到達しない可能性がありました。しかし、定理の基本パターンに絞って伝えたところ、Aさんにとっては初めて見る問題にも関わらず、しっかりと使えるようになっていきました。その結果、冬には30~40点、受験間近には40~50点というように、順調に点数が上げていきました。

理科・社会は、コツコツと宿題プリントを取り組んでいたことで知っている用語が増え、試験に慣れていくことで国語の作文や英語のリスニングの点数も伸び、5教科で点数が上がっていきました。右肩上がりで点数が伸びていき、テストの結果が返って来るたびに、お母さんと驚き合っていました。

一般選抜試験では合格どころか、今まで一度も到達したことがなかった200点をゆうに超える、216点という自己最高点数を取ってくれました。

もちろん「志望校合格」という結果は大事ですが、受験勉強という期間の中で、本人がどうしたいのかを考え、そして何を得られるかが一番大切なことだと思っています。Aさんはよく、笑いながら「あ~勉強いやだ~」と言っていました。ですが、その“嫌な勉強”と向き合おうとする姿勢や、点数を伸ばしたいという気持ちが普段の様子から伝わってきました。そして、入塾してからほぼ毎日、授業のない日も自習に来てくれました。毎日学校から出される大量のプリントも、塾で出した宿題もしっかりこなし、分からない問題は教科書で調べていました。志望校合格も、自己最高点数も、苦手な勉強に向き合って努力したことも、Aさんにとってはとても価値のあるものだと思います。

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